2007年度工学院大学 第2部化学応用デザイン学科
△国際関係論B(International Relation B)[3618]
2単位 高木 功 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 今日、国際関係を構成する要素は、いっそう多様化しつつあります。例として、情報通信技術の革新を伴う国民経済のグローバル化、地域主義、民族主義の台頭、そして多国籍企業、NGO活動等に見られる国家の枠組みを超えた「トランスナショナル」あるいは「非国家的」な繋がり・ネットワークが挙げられるでしょう。さらに21世紀には「地球市民社会」生成の可能性が論じられています。しかし、国際関係を考えるとき、なおその基本的単位は「国民国家」です。まずは「国民国家」を再考することから「国際関係」を考えてみたいと思います。
具体的な達成目標は: (1) 国際関係における構成主体の多様性と主体相互の関係について理解する。 (2) 国際関係の基礎理論について学び、国際関係の見方を学ぶ。 (3) 21世紀における平和創出の方途について考察し、日本の役割について考察する。
- <授業計画>
- 1.「国際関係を形成する主体は?」:国際関係の構成要素
2.「『国民国家』とは何か?」:「国民国家」の生成と3つの構成要素 3.「現代の国際関係の原型は?」:西欧国民国家システムの世界的拡大と非西欧地域の植民地化 4.「国際関係をどのように見ればよいのか?」:国際関係の理論 5.リアリズム:重商主義モデル、覇権安定論 6.リベラリズム(1):機能主義、新機能主義、国際的相互依存論、 7.リベラリズム(2):国際レジーム論、民主義平和論、 8.マルキシズム:(従属理論、世界システム論) 9.「発展途上国の国際関係への編入の意味は?」:冷戦構造の崩壊と非西欧世界の の台頭 10.「世界秩序形成における攪乱的要素は?」:貧困と民族紛争、経済的リベラリズム 11.「グローバリズムとは何か?」:その国際関係へのインパクト 12.「『地球市民社会』の可能性は?」
- <成績評価方法及び水準>
- 授業への出席を前提に、1回あるいは2回の討議学習の参加(30点)と学期末の試験の結果(70点)の総計によって評価します。詳しくは第1回目の授業で説明するので、必ず出席すること。
- <教科書>
- 資料を配布します。
- <参考書>
- 最初の講義で、参考文献リストを提示します。
- <オフィスアワー>
- 授業の前後、またメールでも質問等受けます。e-mailは talltreegreen@yahoo.ac.jp です。
- <学生へのメッセージ>
- グローバル化時代に相応しい日本人の心のあり方と使命を考えてみましょう。
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