2007年度工学院大学 第2部機械システムデザイン学科
複素関数論(Elementary Complex Function)[2752]
2単位 山崎 浩之 講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 複素関数論について初歩的な事項を学びつつ、数学的な考え方に親しむ。1年次に学習した微積分法をもとにして、複素数の世界の微積分を考える。
具体的な達成目標を以下に示す。 (1)複素数の四則演算、べき乗・べき根算の幾何学的意味が理解できること。 (2)一次分数変換による図形(円・直線)の移動が正確に計算できること。 (3)コーシー・リーマンの関係式の幾何学的意味が理解できること。 (4)初等関数の複素微分計算ができること。 (5)コーシーの積分定理とコーシー・リーマンの関係式の関係が理解できること。 (6)コーシーの積分公式を利用して、周回路上の定積分計算ができること。
- <授業計画>
- 以下の項目についてできるだけ平易に解説する。諸定理を厳密に証明することにはこだわらない。重要なポイントでは問題演習を行い、理解を深めたい。
1. 複素数 ○虚数、複素数 ○複素平面、極形式 ○四則演算の図形的意味 ○ド・モアブルの定理とベキ乗・ベキ根 2. 複素関数 ○複素関数の図示 ○極限と連続性、複素微分 ○正則関数,コーシー・リーマンの関係式 ○初等関数の複素化 3. 複素積分 ○線積分、グリーンの定理 ○コーシーの積分定理 ○コーシーの公式、グルサーの公式 4. 級数展開 ○テイラー展開、一致の定理等々 5. 留数定理 ○実数定積分への応用等々 ※4,5の内容は授業の進度を考慮して要点のみ解説する。
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として期末の試験成績で評価し、60点以上の者に単位を認める。
ただし、「平常点」がある場合はこれを加算する。平常点は、授業への参加(出席と計算練習の提出)を評価するが、毎回出席の場合25点程度、出席レポートの計算演習で毎回正解が提出できた場合40点程度とする。
- <教科書>
- 「複素解析へのアプローチ」山本稔・坂田定久共著(裳華房)
- <オフィスアワー>
- オフィス未定、
メールでの対応も可(yama@spec.kogakuin.ac.jp)
- <学生へのメッセージ>
- 三角関数が必要になるだけでなく、三角形の合同・相似や円と直角三角形の関係など中学・高校生程度の幾何学を直接利用します。忘れている者は復習しておいてください。
また、実数関数の微積分法について、基礎的な部分を理解していることが前提となります。
- <参考ホームページアドレス>
- http://castor.spec.kogakuin.ac.jp/
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