2007年度工学院大学 第1部電気システム工学科
線形代数学II(Linear Algebra II)[3417]
2単位 竹内 慎吾 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 工学の対象は、巨視的には有限個、微視的にはほとんど無限個のモノの集まりと言えます。「有限」に関する数学が線形代数学、「無限」に関する数学が微分積分学です。この二つを基礎とし数学の諸分野が発展し、それらが工学に応用されています。
この講義では「有限」に関する数学である線形代数学を学びます。有限個のモノが成す「構造」を理解するための手段を習得することが目標です。具体的には、数ある構造の中でも最も基本的な「線形構造」を学びます。線形とは比例を一般化した概念です。モノとモノとの関係は大まかには線形関係とみなせる場合が多く、それらのデータを整理・算出する際に線形代数が有効です。
- <授業計画>
- 写像としての行列について講義します。
(前期、線形代数学Iに引き続き) 第1回 線形写像(線形写像は行列で表現できる) 第2回 像(像の次元は本質的なベクトルの個数(ランク)) 第3回 核(核の次元は本質的でないベクトルの個数)) 第4回 線形変換1(回転、相似、折り返し) 第5回 線形変換2(対称変換、直交変換) 第6回 対角化1(固有値・固有ベクトルの導入) 第7回 対角化2(続き) 第8回 応用1:2次形式(対称行列と直交行列の関係) 第9回 応用2:マルコフ連鎖(代表的な確率モデル) 第10回 線形変換3(エルミート変換、ユニタリー変換) 第11回 応用3:エルミート形式(エルミート行列とユニタリー行列の関係) 第12回 演習 第13回 演習 第14回 試験
- <成績評価方法及び水準>
- 試験で100点満点中60点以上であれば合格とします。また50点以上59点以下であっても、自由提出課題(自習シート)への取り組みを評価して合格とすることがあります。試験の内容は授業で扱った問題(8割)と実力を試す応用問題(2割)からなる予定です。
- <教科書>
- 特には指定しません。
- <参考書>
- 毎回授業で使用するわけではないが、購入することが望ましい参考書
・難波誠「線形代数12章」日本評論社 希望者のみ購入すればよい参考書 ・石村園子「やさしく学べる線形代数」共立出版(基礎) ・三宅敏恒「入門 線形代数」培風館(演習)
- <オフィスアワー>
- 下記のホームページの「スケジュール」を参照。
- <学生へのメッセージ>
- 人間が考えたことなので、あなたにも理解できるはずです。
- <備考>
- この科目に関する詳細は下記のホームページに掲載します。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft13048/
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