2007年度工学院大学 第1部電子工学科

経済学入門(Introduction to Economics)[4C07]

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2単位
石井 穣 非常勤講師

最終更新日 : 2009/10/28

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
近年、「小さな政府」や「格差拡大」など、どのような意味であれ、今日の経済社会のあり方を問い直そうとする議論がよく聞かれる。本講義では、経済学の古典をひもとくことで、これまで市場経済もしくは資本主義経済に対してどのような認識が与えられてきたのか確認する。先人たちが提示した諸類型を理解することで、上記の問題と向き合うにあたっての理論的基礎を提供することを目標とする。

<授業計画>
1. ガイダンスおよび経済学前史
2. アダム・スミス(1) 分業論と全般的富裕
3. アダム・スミス(2) 資本蓄積と賃金
4. D.リカードウ(1) 利潤率低下傾向
5. D.リカードウ(2) 機械と失業
6. T.R.マルサス(1) 人口論
7. T.R.マルサス(2) 全般的過剰生産
8. K.マルクス(1) 剰余価値と労働日
9. K.マルクス(2) 相対的過剰人口
10. J.M.ケインズ(1)「古典派」の2公準
11. J.M.ケインズ(2) 有効需要論
12. 自然失業率とケインズ的政策への批判

<成績評価方法及び水準>
期末試験を実施し、60点以上の者に単位を認める。言うまでもないが、期末試験は毎回授業に出席していることを前提に行われる。節目ごとに小テストを実施し、その結果が最終評価に加点される。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
授業中に適宜紹介する。

<オフィスアワー>
講義終了後の教室、もしくは講師控え室にて。

<学生へのメッセージ>
経済学の古典としてまず皆さんが思い浮かべるのは、アダム・スミスであろう。だが、経済学の歴史を振り返るならば、「見えざる手」に代表される市場への楽観的な見通しが、つねに経済学者たちの支持を得ていたわけではないことがわかるだろう。市場や資本主義について、様々な理論的角度から考えたい人にはぜひ聴講してもらいたい。

 

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