2007年度工学院大学 第1部電気工学科
△パルス回路(Pulse Circuit)[1C15]
2単位 山崎 貞郎 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- この授業では,パルス波形,パルスおよびディジタル回路技術の基礎について学ぶ.パルス信号技術は正弦波以外の波形を取扱い,ディジタル電子回路に橋渡しをする重要なものである.急峻に変化するパルス波形を,L,Cなどの受動素子および半導体素子などで構成された能動回路に供給した場合の入出力の応答特性を解析する.主なパルス信号の発生回路やパルス波形操作回路の動作原理について学ぶと同時に,電子回路I・IIで扱われていないオペアンプの動作原理についても学ぶ.
ICや各種センサからの出力を扱う場合や,ICを含むパルス回路の故障診断などに活用可能な知識の習得を目標としている.
- <授業計画>
- 1. [オペアンプ] 基本動作,反転増幅回路,非反転増幅回路,差動増幅回路について学ぶ.
2.[パルス波形] 代表的なパルス波形の定義について学ぶ. 3.[パルス波形と周波数成分] フーリェ級数,フーリェ変換,パルス波形および単一パルス波形の周波数分析について学ぶ. 4.[単位ステップ関数と受動回路のパルス応答] 単位ステップ関数の定義と取り扱い,微分回路,積分回路の定義について学ぶ. 5.[受動回路の応答特性] RC回路およびRL回路の応答特性について学ぶ. 6.[半導体素子のパルス応答(1)] ダイオードスイッチング特性,トランジスタのスイッチング特性について学ぶ. 7.[半導体素子のパルス応答(2)] トランジスタの過渡応答特性,インバータ回路の応答特性について学ぶ. 8.[パルス発生回路(1)] マルチバイブレータの基本構成,無安定マルチバイブレータについて学ぶ. 9.[パルス発生回路(2)] 単安定マルチバイブレータ,双安定マルチバイブレータについて学ぶ. 10.[パルス発生回路(3)] ブロッキング発振回路,シュミットトリガ回路について学ぶ. 11.[直線掃引回路] のこぎり波,RC積分回路,ミラー積分回路,ブートストラップ回路について学ぶ. 12.[パルス波形操作回路(1)] リニアゲート回路,リミッタ回路,クリップ回路について学ぶ. 13. [パルス波形操作回路(2)] スライス回路,クランプ回路について学ぶ. 14. 定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で最終成績を評価,60点以上の者に単位を認める.
- <教科書>
- 「電子回路基礎」根岸照雄・中根 央・高田英一共著(コロナ社)
- <オフィスアワー>
- 後期月曜日 9:00〜10:30 A-2375室.それ以外でもメールで約束の上,対応可.
E-mail: yamazaki@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 電子回路IIIに相当する重要科目です.電気工学実験IIIおよび電気工学実験IVを履修する上で欠かすことのできない内容を含んでいます.
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