2007年度工学院大学 第1部マテリアル科学科

無機化学I(Inorganic Chemistry I)[5303]

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2単位
門間 英毅 教授  
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最終更新日 : 2009/10/28

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
化学全般に通用する基礎知識を修得する。具体的には、原子核、原子の電子配置、元素の性質の系統的な周期性、化学結合の様式、溶液反応における酸塩基と酸化還元の概念など化学の基礎をしっかり理解する。具体的な達成目標は、

(1)原子価結合法に加えて分子軌道法の概念を理解すること.
(2)あらゆる化学変化を電子の動きで見るくせをつけること.

<授業計画>
第1週 原子レベルでの単位,原子の背番号(原子番号),イオンの価数,原子記号,化学式の
表し方,質量数,モルとは,原子量などの定義を復習
第2週 原子核の構造:原子核を構成する素粒子、同位体、放射線に関する単位、核崩壊形式  
第3週 原子モデル、波動方程式、原子軌道のエネルギー準位と図的表示の方法,量子数,
    電子軌道,パウリの排他率とフントの規則
第4週 原子の電子配置、元素の周期律,イオンの生成、イオン結合、イオン化エネルギー、電子親和力、
イオン半径、格子エネルギー、電気陰性度、イオン性結晶の原子配置、ボルン・ハーバーのサイクル  
第5週 イオン性結晶の構造、限界半径比と配位数
第6週 共有結合、安定配置の考え方,原子価結合法、s軌道,p軌道,最外殻電子対反発
    理論(VSEPR)、混成軌道,分子の形,σ結合とπ結合、化学結合様式と一般的性質
第7週 分子軌道法(1):LCAO近似,原子軌道と分子軌道の図表示
第8週 分子軌道のエネルギー準位図と軌道の記号,結合次数
第9週 溶液中での反応(1):イオン反応、水和、溶解度
第10週 溶液中での反応(2):酸と塩基、アレニウスの定義,ブレンステッド-ローリーの定義、
    ルイスの定義、ケイディ-エルセイの溶媒の自己イオン化による定義
第11週 溶液中での反応(1):酸化還元、標準電極電位(ネルンストの式),電極反応
第12週 溶液中での反応(2):電極反応
第13週 酸と塩基(2):全体をふりかえる.
第14週 定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験で最終成績を評価,60点以上の者に単位を認める.

<教科書>
「基礎無機化学」、一國雅巳、裳華房

<参考書>
原子構造と周期性「J.Barrett, 今中ほか訳」化学同人

<オフィスアワー>
金曜日10時−11時

<学生へのメッセージ>
化学全般に通用する基礎必修知識であり,また物質・材料の物性や化学を理解するうえでの基礎でもあり,そのように意識して取り組むように.

 

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