2007年度工学院大学 第1部環境化学工学科
△水環境工学(Water Environmental Engineering)[4B17]
2単位 鈴木 一如 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 人間を含む生物の生存、生活活動に必須の水。この水を巡って世界および我が国では、どのような問題が起きており、人類はどのように解決しようとしているのかを理解する。その上で、今後、自己が直面する水環境問題に対し、水環境保全の観点から積極的に発言できる資質を養うことを目標とする。
- <授業計画>
- 1.世界の水事情、水問題
「水の世紀」といわれる21世紀は、農用地拡大、工業化進展、森林伐採に加え、気候変動、人口増加 を原因として、地球上の多くの人々が安全で必要な量の水の確保に苦しむ時代となる、と言われてい る。水を取り巻く世界の事情と問題点及び解決のための人々の努力を明らかにして、解決策を考える。 2.日本の水事情、水問題 豊富な降雨に恵まれる日本においても、安全、安心、豊富で、快適な水環境、水利用を脅かす問題が 発生している。これらの事情と問題点を明らかにし、解決策を考える。 3.日本の水質汚濁の現状と課題 横這いを続け、改善が進まない我が国の水環境基準に象徴される水質汚濁及び、近年深刻な問題となろ うとしている化学物質汚染などの新たな水質汚濁の現状と原因を明らかにし、問題を解決するため の技術上の課題を考える。 4.水および水質の基礎知識 水の持つ特性、及びそれを生活や産業に利用する際の基準となる水質について、基礎的な知識を学 び、本講で学ぶ水環境問題を考える視点を養う。 5.上水道工学概論 普及率96%を超えた我が国の水道及び水道技術が抱える問題点を明らかにし、これからの水道技術 に何が求められているかを学ぶ。 6.下水道工学概論 普及率65%となり、更なる普及とともに高度化が望まれる我が国の下水道が 抱える問題点を明らかにし、これからの下水道技術に何が求められているかを学ぶ。 7.将来の水環境の在り方 流域、ビオトープ、水源保全、都市と農村問題、広域水循環など安全・安心・快適な水環境を創造す るため、どのような考え方でどのような取組みが行われているかを学び、水環境の在るべき姿を考え る。 以上を11ないし12回の講義に分割して実施する。
- <成績評価方法及び水準>
- 授業への出席を重視する(評価率50%)。他の50%を中間レポートおよび定期試験(講義ノートのみ持込可とする)の成績で評価する。
- <教科書>
- なし
OHPおよび板書により講義するので、筆記用具は必須
- <参考書>
- 授業の都度提示(例えば、環境白書、日本の水資源等)
- <オフィスアワー>
- 月曜から金曜まで、講義日以外の時間は会社勤務:(株)荏原製作所 知的財産室
TEL03-3743-6981,FAX 03-3745-5745,E-mail:suzuki.kazuyuki@ebara.com
- <学生へのメッセージ>
- 新聞,テレビなどで報道される水に係る問題を、関心を持って視聴し、どのような問題であるかを考えてみてほしい。
- <備考>
- 環境省、国土交通省、厚生労働省、国立環境研究所、水道技術研究センター、下水道新技術推進機構などのホームページを参考に見てください
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