2007年度工学院大学 第1部応用化学科
△生物物理化学(Biophysical Chemistry)[3C05]
2単位 笠井 久隆 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 生命現象を分子間の相互作用とエネルギー代謝に基づいて理解するために必要な物理化学の基礎を学び、それをいくつかの生体内反応に適用して考察する。
達成目標:1)たんぱく質・核酸の高次構造を支配する物理的要因を理解すること;2)生体高分子の分離、分析法の原理を理解して活用すること;3)生体酸化還元反応、生合成反応のエネルギー的基礎を理解すること
- <授業計画>
- 以下の項目にしたがって講義するが、都合により変更することがある。
1.生命現象の物理化学と生命の起源論争 2.核酸の構造と分子間相互作用 3.たんぱく質の構造 4.生体高分子の分離と分析(1)クロマトグラフィー 5.生体高分子の分離と分析(2)電気泳動、遠心分離 6.化学熱力学の復習:エンタルピー、エントロピー、自由エネルギー 7.化学反応、自由エネルギー変化と生体高分子の安定化要因 8.生体のエネルギー代謝と高エネルギー化合物 9.エネルギー変換(ATP分解と分子運動) 10.酸化還元反応 11.電子伝達とプロトン駆動力 12.ATP合成酵素の反応機構とエネルギー効率 13.まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める。試験の点数が僅かに60点未満の者にはレポート提出を認め、レポート内容が単位認定相当と判断される場合は最終成績を60点とする。
- <教科書>
- ヴォート「基礎生化学」(東京化学同人、第2版、2007年)
- <参考書>
- 適宜授業時間中に紹介する。
- <オフィスアワー>
- 水曜日14:30〜17:00
- <学生へのメッセージ>
- 生命の神秘に基礎科学から迫ろう
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