2007年度工学院大学 第1部応用化学科
△世界の社会思想(Social Ideas in the Western World)[1413]
2単位 荒川 敏彦 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 今年度は、「ヨーロッパからの視線」を対象化しつつ、東アジアと南アジアの宗教、具体的には「儒教」「道教」「ヒンドゥー教」「仏教」における社会思想について検討します。
21世紀は、宗教問題を見過ごせない世紀となりました。宗教は、単に個人の救済を問題にするだけでなく、世界全体を説明する理念でもあります。何十億という人間が、多かれ少なかれ、没入するにせよ反発するにせよ、宗教理念との関わりで世の中を生きています。わたしたちも、この世界で生きている以上、そうした環境のなかにいるわけです。講義で取りあげる4つの大宗教について基礎的な理解も進めながら、現実に人びとが依拠している「理念」の問題に目を向けていこうと思います。
- <授業計画>
- 中国とインドの社会思想と宗教のかかわりについて、儒教、道教、ヒンドゥー教、仏教の順に思想史を辿りながら検討する。ヨーロッパのキリスト教との比較も、随所で行っていきたい。「比較」の次元において、さまざまな理念の特徴を把握していく。
第1回 比較社会思想の視座 第2回〜第4回 儒教と社会思想 第5回〜第6回 道教と社会思想 第7回〜第9回 ヒンドゥー教と社会思想 第10回〜第12回 仏教と社会思想 第13回 まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- (1)授業にきちんと出席した者に対し、学期末に筆記試験を行う。
(2)適宜、授業中に小レポートを書いてもらう。 (1)と(2)を総合して、60点以上の者に単位を認める。 成績評価方法および水準の詳細については第一回目の授業時に説明するので、必ず出席すること。
- <教科書>
- 適宜、プリントを配布する。
- <参考書>
- 各宗教の基礎については、『儒教史』『道教史』『ヒンドゥー教史』『仏教史』(いずれも山川出版社)。また、「ヨーロッパからの視線」について、マックス・ヴェーバー『儒教と道教』(創文社)、『ヒンドゥー教と仏教』(東洋経済)。
- <オフィスアワー>
- 授業終了後に教室で。
- <学生へのメッセージ>
- 大学生でいるうちに〈社会を認識する〉という重要な課題に一度は取り組んでおきたい、という方を歓迎します。
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