2007年度工学院大学 第1部機械工学科 エコエネルギーコース

伝熱工学(Heat Transfer)[4C01]

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2単位
小泉 安郎 教授

最終更新日 : 2009/10/28

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
伝熱現象は、エネルギー機器を中心に、広範な分野に関連する基礎的過程である。この講義では、各種伝熱過程の現象把握を目的として、概要的な解説と基本事項に関する詳述に演習を加えながら進める。基本的な形状と流れ場における熱伝達計算、或いは熱交換器設計を行える能力獲得を目指す。

(JABEE学習・教育目標)
  「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(A)○、(D)◎、(F)○
(JABEEキーワード)
  「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:質量と運動量の保存、エネルギー保存則、熱移動と温度、気体の流動、相似則、理想流体の力学、層流と乱流、粘性流体の力学、圧縮性流体の力学、熱放射と放射伝熱、相変化、熱交換器、温度/熱計測、熱伝導、対流熱伝達、エネルギーの伝達
(前提となる基礎知識と習得後の展開)
  本科目を履修する前に、工業熱力学1及演習により、物質や諸機械の熱的性質や作用の理論を、流れ学1及演習により初等流体力学を、また数学1、2などにより解析学(微分積分学)を習得しておく必要がある。本科目の修得により、蒸気工学で行うような熱エネルギー機器内の現象の理解へ進める。

<授業計画>
第 1回 伝熱概説:熱エネルギー伝達、熱伝導の機構、対流伝熱、放射伝熱
第 2回 熱伝導1:熱伝導の微分方程式、境界条件、一次元定常熱伝導(平板、円管、積層等)、熱通過率。
     演習問題1
第 3回 熱伝導2:内部発熱をともなう1次元定常熱伝導、拡大伝熱面(フィン)と
          フィン効率、2次元定常熱伝導。
     演習問題2
第 4回 熱伝導3:1次元非定常熱伝導、熱伝導方程式の数値解、ハイスラー線図。
第 5回 対流熱伝達の基礎1:境界層、境界層方程式(連続の式、運動量式、エネルギー式)
第 6回 対流熱伝達の基礎2:次元解析、相似則、熱伝達の無次元表示
     演習問題3
第 7回 層流熱伝達1:境界層の運動量積分式、平板に沿う速度境界層と温度境界層
第 8回 層流熱伝達2:境界層のエネルギー積分式、流れに平行な平板の層流熱伝達
     演習問題4
第 9回 層流熱伝達3:円管内の層流熱伝達
第10回 乱流熱伝達1:乱流における速度変動と渦粘性、乱流境界層の速度分布(平板)
第11回 乱流熱伝達2:乱流境界層の速度分布(円管)、円管内乱流熱伝達
第12回 乱流熱伝達3:乱流熱伝達の実験式(円管内&管外、球、管群、その他)
     演習問題5
第13回 熱交換器:対数平均温度差、多重パス・直交流の対数平均温度差補正、汚れ係数
     演習問題6
第14回 定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験満点70点、全レポート合計満点30点とし、それらの合計得点60点以上を合格とする。

<教科書>
『伝熱工学(上)、(下)』、平田賢他共訳、ブレイン図書出版

<参考書>
『Basic Heat Transfer』Ozisik M. N.著、Mcgraw Hill出版
『伝熱概論』甲藤好郎著、養賢堂出版

<オフィスアワー>
木曜14:30〜15:00、A−1715室
随時
E-mail: koizumiy@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
必ず出席すること。予習、復習を欠かさない事。講義だけではなく、教科書、参考書を自ら読んでもらいたい。
授業中は授業に集中、私語厳禁。

<参考ホームページアドレス>
www.mech.kogakuin.ac.jp/~heat/index_j.html

 

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