2006年度工学院大学 教職課程科目

職業指導(Career Guidance)[9801]

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4単位
斉藤 武雄 非常勤講師

最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
(ねらい):産業構造と雇用の激変の中で労働観・職業観が激しく揺さぶられている。中学生・高校生は、将来どのように働いて生きていくのかを見通して、何をどのように学ぶのかを模索している。子ども・青年に、生きる土台となる労働・職業をどのように学ばせるのか、実際の職業指導実践と、職業指導に関わる下記の点から考察する。
1.中等教育の歴史・現状・課題、2.そもそも人間にとって労働・職業とは何か、3.労働・職業をめぐる今日の経済や産業、雇用、賃金、権利の動向、4,諸外国と日本の職業と職業教育の比較検討
(達成目標):労働・職業の指導への実践的な見通しが持てるようになること。

<授業計画>
 1.職業指導とは何か(導入)
 2.日本的雇用の転換と学校教育の課題
 3. 〃
 4. 〃
 5. 〃
 6. 〃
 7.欧米諸国の雇用と職業教育の実際
 8. 〃
 9. 〃
10. 〃
11. 〃
12.前期のまとめと課題研究の指示
13.職業指導を巡る最近の動向
14. 〃 
15. 〃
16.課題研究発表(1人15分間程度)
17. 〃
18. 〃 
19.進路指導の現状と課題 
20. 〃
21.進路指導の進め方
22. 〃
23.まとめ・人間の労働と職業
24. 〃

<成績評価方法及び水準>
講義毎の小レポート、研究発表、試験を、60:20:20の比重で配点し、総合評点が60点以上を合格点とする。

<教科書>
毎回の授業でプリントを配布(教科書を使用する場合は授業の開始時に指示する)

<参考書>
斉藤武雄他編『工業高校の挑戦』(学文社)、斉藤武雄、乾彰夫他『私たちの進路と社会』(大月書店)、斉藤武雄、太田政男他『労働・職業・生活の学習』(大月書店)、堀内達夫他編『専門高校の国際比較−日欧米の職業教育』(法律文化社)、河野義顕他編『技術科の授業を創る』(学文社)、竹内常一他編『揺らぐ、学校から仕事へ』(青木書店)、平塚真樹他編『ニート・フリーターと学力』(明石書店)、『フツーを生きぬく進路術』(青木書店)、玄田有史『14歳からの仕事道』(理論社)、小杉礼子編『フリーターとニート』(勁草書房)、森岡孝二『働きすぎの時代』(岩波書店)他

<オフィスアワー>
メールで対応する(s.takesan@nifty.com)

<学生へのメッセージ>
 いかに生きるかは、どんな職業についてどのように働くかと同義語と言ってもよい。学生諸君の自らの生き方=労働と職業を考える機会にもして欲しい。

 

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