2006年度工学院大学 教職課程科目
△教育実習指導(Preparation of Teaching Practice)[9403]
1単位 白石 総一郎 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 今日、日本の教育は理念、目標、内容、制度などすべてにおいて大改革が進行中である。このことをしっかり捉え、次代を担う生徒にかかわる教育者として「学習と授業の主人公を育てる基礎的知識や技能を教育実習を通して身に付けられるよう」そのための基本的知識を学ぶ。
- <授業計画>
- 1 教育の現状と学校の授業 教育の現状、授業の進め方
2 教育実習の意義と課題−1 目的と意義、 教育実習の心構え 3 教育実習の意義と課題−2 内容と方法、 教育実習の展開 4 学校の教育課程編成の工夫とその見方−1 教育課程とは、新教育課程のねらい 5 学校の教育課程編成の工夫とその見方−2 基礎基本の定着、個性を生かす教育、生きる力の育成 6 ビデオ視聴『教育実習生の授業〜その変容を見る〜中学数学』視聴と感想(感想文提出) 7 ビデオ視聴に基づく討議 8 最近の生徒理解と指導−1 最近の生徒の状況、発達課題と教師の目 9 最近の生徒理解と指導−2 生徒理解とコミュニケ−ション・特別なニ−ズを持つ生徒 10 教科指導への取り組み方−1 授業づくりの原則と方法−[1] (プリント『授業づくりの基礎技術−理論編・実践編』読書感想文の提出) 11 教科指導への取り組み方−2 授業づくりの原則と方法−[2] 実習授業の課題−[1] 12 教科指導への取り組み方−3 実習授業の課題−[2](学習指導案作成・提出) 13 教科外指導の観察と参加
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験の成績を約70%、授業中に指定するレポ−ト・提出物を約30%で計算する。60点以上の者を合格とし、50点〜59点の者にはレポ−トの再提出を認め内容が十分と認められる場合に合格(60点)とする。
原則として、開講時数の2/3以上の出席者に履修を認める。履修の認められない者には単位修得を認めない。
- <教科書>
- 柴田義松:『 教育実習ハンドブック』(学文社)
- <参考書>
- 『授業の復権』 森口朗(新潮社)
中学校学習指導要領 (文科省) 高等学校学習指導要領 ( 〃 ) 取得見込み免許状の中学校或いは高等学校の教科書
- <オフィスアワー>
- 土曜日 二部1時限目の授業終了後20分間、これ以後でも約束があれば対応可。新宿キャンパス12階講師室で。
- <学生へのメッセージ>
- ますます複雑に過激に変動し続ける社会の中で、子供達の居場所は無くなったり、悪くなっている。しかし、どのような生徒も「教師の関わり方で生徒は変わる。成長する。」そんな「生徒を愛し教育を愛し、『手の届く、心の届く教育』をする教師」になる努力をして欲しい。
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