2006年度工学院大学 教職課程科目

生徒指導論(Guidance)[9361]

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2単位
安部 芳絵 非常勤講師

最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
生徒指導を行っていくうえで、教師にとっての「聴く力」がどのような意味をもつのかについて考えることをねらいとする。授業では、生徒指導が直面しているさまざまな課題を取りあげる。事例研究やロールプレイングを通じて、子どもたちとどう向き合うべきかを探り、実践に役立つ力を身につけることをめざす。

<授業計画>
【前期】講義と事例研究、ロールプレイング中心です。
1 オリエンテーション:子どもの現在をめぐって
2 生徒指導とはなにか(1):定義と意義
3 生徒指導とはなにか(2):基礎的理論
4 生徒指導とはなにか(3):生徒理解と組織・運営
5 教育相談(1):教育相談の理論
6 実践(1):「問題行動」を考える
7 実践(2):「問題行動」に向き合う
8 実践(3):「つながり」で子どもを支える
9 進路指導・職業指導(1):「NEET」から考える
10 進路指導・職業指導(2):理論と実践 
11 事例研究(1)
12 事例研究(2)
13 前期のまとめ

<成績評価方法及び水準>
期末に課すレポートと授業への参加状況を総合的に評価する。詳細は第1回目の講義にて説明する。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
『生徒指導の手引き(改訂版)』文部省(1981年)
『生徒指導資料』『中学校・高等学校生徒指導の手引』文部科学省(各年次)
『現代学校改革と子どもの参加の権利』喜多明人著、学文社(2004年)
そのほかは、授業中に適宜紹介する。

<オフィスアワー>
講義終了後、該当教室にて対応する。また、メールでも受け付ける(メールアドレスは初回の講義の際に提示)。

<学生へのメッセージ>
あなたの学校・教師への想いはどんなものですか。プラスのものであれマイナスのものであれ、あなた自身の経験や想い・考えを大切にしながら、ロールプレイングなどの「対話」を通してそれらを客観視していきたいと思います。「自分は子どもとどう向き合っていくのか」、想像力を働かせながら楽しく学びましょう。

 

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