2006年度工学院大学 教職課程科目
△生徒指導論(Guidance)[9351]
4単位 安部 芳絵 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 前期は、教師にとっての「聴く力」について、後期は「生徒の力をひきだす生徒指導」について考えることをねらいとする。授業では、生徒指導が直面しているさまざまな課題を取りあげる。事例研究やロールプレイングを通じて、子どもたちとどう向き合うべきかを探り、実践に役立つ力を身につけることをめざす。
- <授業計画>
【前期】講義と事例研究、ロールプレイング中心です。 1 オリエンテーション:子どもの現在をめぐって 2 生徒指導とはなにか(1):定義と意義 3 生徒指導とはなにか(2):基礎的理論 4 生徒指導とはなにか(3):生徒理解と組織・運営 5 教育相談(1):教育相談の理論 6 実践(1):「問題行動」を考える 7 実践(2):「問題行動」に向き合う 8 実践(3):「つながり」で子どもを支える 9 進路指導・職業指導(1):「NEET」から考える 10 進路指導・職業指導(2):理論と実践 11 事例研究(1) 12 事例研究(2) 13 前期のまとめ
【後期】学生による発表と討論が中心です。 1 オリエンテーション:後期初回の講義にて、進め方を説明 2 学生による発表と討論(発表希望者の数によって、回数を決定します) 3 ロールプレイング:性・ドラッグ・アルコールなど 4 児童会・生徒会活動と教師のファシリテーター的役割 5 ふりかえりとまとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 期末に課すレポートと授業への参加状況を総合的に評価する。詳細は第1回目の講義にて説明する。
- <教科書>
- とくに指定しない。
- <参考書>
- 『生徒指導の手引き(改訂版)』文部省(1981年)
『生徒指導資料』『中学校・高等学校生徒指導の手引』文部科学省(各年次) 『現代学校改革と子どもの参加の権利』喜多明人著、学文社(2004年) そのほかは、授業中に適宜紹介する。
- <オフィスアワー>
- 授業終了後、当該教室にて対応します。またメールでも受け付けます(メールアドレスは第1回目の講義にて提示する)。
- <学生へのメッセージ>
- あなたの学校・教師への想いはどんなものですか。プラスのものであれマイナスのものであれ、あなた自身の経験や想い・考えを大切にしながら、ロールプレイングなどの「対話」を通してそれらを客観視していきたいと思います。「自分は子どもとどう向き合っていくのか」、想像力を働かせながら楽しく学びましょう。
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