2006年度工学院大学 教職課程科目
△技術教育の研究(Study of Industrial Arts)[9256]
4単位 松田 昇一 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 中学生を対象とした技術教育として、1〕技術的課題解決力(技術教育に関る問題を技術的視野で認定し、課題化して、一定の制約条件の元で最適化を図りつつ解決する能力、2)協同的行動能力(学習者の共同や協力及びそれらを前提とした分業・分担目標達成の鍵)を育成するための方策について研究する。
【具体的な到達目標】 1 技術教育について理解する。 2 普通教育としての技術教育について理解する。 3 指導計画を作成出来る。 4 学習過程における生徒個々の学習状況の把握と支援の在り方について理解する
- <授業計画>
- 1.教育とは
諸外国の学校教育と比較して、我が国の教育について検討する。 2.技術教育とは(技術教育の体系) 技術教育(一般教育としての技術教育、職業教育としての技術教育) 技術教育ピラミッド(工学教育、技術者教育、技能訓練) 3.技術教育とは 諸外国の技術教育(米国、英国、ドイツ、スウェーデン) 4.カリキュラムとは 教科の目的、教員とその養成、施設・設備、教材・教具、管理・運営、教授-学習活動、関連ドキュメントの整備 5.Curriculum Implementation 教員の養成 アジア、ヨーロッパ、北アメリカの例 教授-学習、教材の開発、Digital教材の開発 6.技術教育の動向 Topic Analysis、Lesson Pan、e-学習、Web Learning 7. 授業を評価する 授業分析の方法,評価の方法 8. なぜ授業を評価するのか 授業の分析,評価,改善の手がかり 9. 学習の成果を評価する 新しい学力観による評価,分析 10. 評価を生かして授業を改善する 授業研究に大きな役割を果たす。 11.指導計画の立て方とその例 12.形成的評価としてのポートフォリオ評価法の活用 13.まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回授業の最後に書いてもらうレポートの採点(5点、4点、3点、2点、1点の5段階)によって採点する。上記目標を達成したレベルを60点に換算する。それ以上が合格である。良いレポートとは独自の考え方が表れているものである。試験は行わない。
- <オフィスアワー>
- 毎講義時間の前後の時間
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