2006年度工学院大学 第2部電気電子情報工学科電気工学コース

電子物性論(Solid State Physics for Electronics)[6655]

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2単位
白木 広光 非常勤講師

最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電子物性論は材料の持っている様々な性質が、電気・電子工学の分野でどのように利用されているかを学ぶための基礎となるものである。電子物性論は電子機器、電子デバイス、パワーエレクトロニクスなどを理解する上で欠かせない。この講義では主として金属、半導体材料、誘電体、磁性体を取りあつかう。これらの材料はそのまま利用されることもあるが、材料の持つ性質を組み合わせたり形状を加工したりして、電子機器や電子デバイスとして必要な特性を引き出している。この科目の達成目標は、材料の性質を物性論の立場から理解し、電気・電子工学の分野でこれらを利用できるような力をつけることである。 

<授業計画>
[]課題、<>内は重要事項
第1週〜第2週 [結晶]<結晶とは、格子振動、格子欠陥、結晶の形態>
第3週〜第4週 [結晶の中の電子]<原子の中の電子状態、結晶の中の電子状態>
第5週〜第6週[物質の電気伝導1−金属と半導体・絶縁体]<金属と半導体・絶縁体のキャリア、電気伝導と電気抵抗、絶縁体の電気伝導と絶縁破壊>
第7週〜第8週[物質の電気伝導2−半導体]<真性半導体と不純物半導体、半導体のキャリア密度、ドリフト電流と拡散電流、キャリアの連続性>、
第9週〜第10週 [p-n接合]<接合電流、ポテンシャルプロファイル>
第11週〜第12週[物質の誘電性]<誘電性と分極、ミクロな分極の機構、物質の誘電率、強誘電体、誘電体の周波数応答>
第13週〜第14週[物質の磁気的性質]<磁化、透磁率、磁化の機構、磁性イオンによる磁化、強磁性体の磁化、磁性材料>
注1:電磁気学、量子力学などを復習しながら進める。
注2:第9週〜第10週分、第13週〜第14週分はいずれかを省略することがある。

<成績評価方法及び水準>
期末テスト1回(40点)、レポート3回(60点)計100点で、到達度を絶対評価する。
出席率74%以下の場合は自動的 に不合格とする。期末テストはレポートおよび授業時に配布した演習問題から出題する。レポートおよび演習問題の解答は随時提示する。

<教科書>
中沢叡一郎、江良皓、野村龍男、矢作正人 わかる電子物性(改訂版) 日新出版(2003)

<参考書>
大場、池崎、桑野、松本 電子物性基礎 電気学会編(2000)

<オフィスアワー>
授業の前30分ほど12階の講師室。質問は授業中随時。e-mail: h-shiraki@poem.ocn.ne.jp でも受けつける。共通性のある質問には授業時に答えるが、その他の質問はオフィスアワーに解答する。

<学生へのメッセージ>
必ず予習により当日の予定をしらべ、復習により学習内容を確認すること。講義で理解できなかった点は直ちに質問し、疑問を残さないこと。

<参考ホームページアドレス>
h-shiraki@poem.ocn.ne.jp

 

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