2006年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
○物理学I(Physics I)[4229]
2単位 山田 作衛 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 工学の基礎となっている物理学の基本を学ぶ。
物理学の対象となる現象は広範囲に及ぶ。身の回りの現象をはじめとして,宇宙から素粒子に 亘るが,これらを理解する根底には共通する基本原理がある。それは案外に簡明で,森羅万象の 理解を助け,また工学の広い分野で不可欠の基盤となっている。 古典物理学として確立している力学,熱力学、電磁気学の基本と, それを通じてすべに共通する物理学の考え方を学ぶ。 それぞれを理解することも大切だが,何よりも全てに通じるような考え方や, 考えること自体を体得することが肝要である。 物理学I では力学を中心とした内容を学習する。
- <授業計画>
- 1.導入の概観と物理量について:単位系、スカラー量とベクトル量
2.数学的準備(1): 座標系、ベクトルの演算,ガリレイ変換、 連続変化と微分,速度と加速度 3.数学的準備(2): 微分と積分,密度分布、 位置,速度,加速度,運動の記述 4.質点の力学:ニュートンの運動法則、運動方程式の解,等加速度運動を例として 5.運動方程式とその解(2): 調和振動, 6.抵抗のある時の運動 7.強制振動と共鳴 演習 8.円運動と慣性力 9.力学的保存量:仕事、力学的エネルギー、 運動量 10.衝突の力学,重心系と実験室系 演習 11.中心力の場合の運動:角運動量、太陽系の運動とケプラーの法則、万有引力 慣性質量と重力質量 12.剛体運動の記述:抗力、剛体のバランス 重心運動と回転運動、剛体の回転モーメント 13.簡単な回転運動:回転モーメントと運動 14.試験
- <成績評価方法及び水準>
- 1)時間がある範囲で,授業の最後にその日の内容を題材に簡単な演習を実施する。
(解答を提出) 2)適宜,演習問題を出し,宿題として解答レポートの提出を求める。 3)前ニ者の解答について計25点満点で評価し,A点とする。 4)定期試験は,100点満点で評価し,F点とする。 5)最終評価点Xは,X=F+R*A 修正係数Rは,Fが35点以下でR=1, それ以上では R={(100−F)/65}^2 Xが60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 理工系 物理学講義 加藤 潔著 (培風館)
- <参考書>
- 物理学はいかに創られたか(上)アインシュタイン・インフェルト 岩波新書
- <オフィスアワー>
- 木曜日3時限(新宿校舎) 2715室
- <学生へのメッセージ>
- 1.自分の頭で考え,手を動かして計算してみて,納得することが重要である。
2.ホームワークとして与える演習問題を解くこと。教科書は理解を助ける。 3.参考書は物理の面白さを伝えてくれる。 4.授業中の質問は歓迎する。 5.Eラーニングのコンテンツを予習復習に活用すること。
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