2006年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
○物理学実験(Experiments in Physics)[3331]
1単位 渡部 隆史 助教授 [ 教員業績 JP EN ] 幸村 孝由 講師 [ 教員業績 JP EN ] 矢吹 文昭 非常勤講師 黒岩 洋敏 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 物理学に限らず,理工学を学ぶ上では理論を学び(講義),理論を応用する(演習)だけでは不十分であり,実験による物理事象の検証・発展を必要とする。そのためには,理論の理解に加え,
- 測定装置の構造の理解,適切な使用
- 正確な実験の実行
- データ(特に誤差,精度)の正しい理解
- 必要事項をすべて網羅しかつ無駄のないレポートによる報告
が必要となる。本実験では,基本的な物理事象を用いて,これらの点について基本的理解・実践を行うことを目的とする。 実験に対する理解の度合いは,報告レポートに如実に現れる。また、レポートをまとめることにより実験の理解を深めることにもなる。「授業計画」に示す実験テーマごとに報告レポートを提出してもらい,各実験そのものだけではなく,実験とは何かを理解していく。最終的には,実験について何も知らない読者が初読で追実験を行うことができるレベルのレポートをまとめることができるようにする。 また、研究報告には「早い者勝ち」的なところがある。したがって、どんなに小さな実験であっても、どんなに基本的な実験であっても、速やかに報告をまとめる訓練を今から始める必要がある。そういったわけで、レポートの締め切りについては厳しくするつもりでいる。
(JABEE学習・教育目標) 「国際工学プログラム」 (C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎ JABEE基準1の(1)の知識・能力:(c)(d)の(1):◎
- <授業計画>
- <第1週>実験の概要説明
<第2、3週>実験テーマ0:ノギスとマイクロメータ (誤差の取り扱いと解説,レポート作成の基本説明) <第4〜11週> ●実験実践の理解 実験テーマ1: 粉粒体の密度測定 実験テーマ2: 重力加速度の測定 実験テーマ3: 弾性率の測定 ●実験装置の理解 実験テーマ4: 光の回折による微細構造の測定 実験テーマ5: 熱電対の校正 ●物理量の測定 実験テーマ6: 気体の励起エネルギーの測定 実験テーマ7: 電磁コイルの特性測定 実験テーマ8: 磁性体の磁気的特性の測定 <第12週>レポートの修正 <第13週>予備日
- <成績評価方法及び水準>
- 9つの実験テーマごとの実験報告レポートによって評価する。
実験はテーマ0とほかの8つの実験に分類され、テーマ0は、
- 概要
- 実験結果
- 解析結果
- 考察
について、それぞれにチェック項目を設定する。これらチェック項目にしたがい、3段階評価(0〜2)で評価する(8点満点)。さらに、物理内容について2点満点の評価を行う。したがって,10点満点となる(評価点A)。
ほかの8テーマについては、
- レポートの概要
- 物理学的動機
- 実験方法・実験理論
- 測定結果
- データ解析
- 考察
に分け,それぞれにチェック項目を設定する。これらチェック項目にしたがい、4段階評価(0〜3)で評価する(18点満点)。さらに、物理内容について2点満点の評価を行う。したがって,8つのレポートにより160点満点となる(評価点B)。
以上の評価点Aと評価点Bによって、
(評価点)=(評価点A)+3×(評価点B)÷2
の250点満点に換算し、これを100点に規格化して成績を評価する。ただし,9テーマすべてについて,レポートが提出されていることを必要条件とする。
- <教科書>
- 「物理学実験」(学術図書出版:工学院大学物理学教室編)
- <オフィスアワー>
- 水曜日 11:00〜12:30 (八王子校舎1号館209室)
- <学生へのメッセージ>
- オフィスアワー以外でも質問は歓迎する。ただし,必ず研究室に在室しているとは限らないのでE-mailを利用するか事前にアポイントメントを取るように(ft11196[at]ns.kogakuin.ac.jp)。
- <備考>
- 履修状況、学習目標の達成に合わせて、実験テーマ数を調整することがある。その場合、成績評価については、実験テーマ数に合わせてスケールした上で100点満点に調整する。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft11196/
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