2006年度工学院大学 第1部電子工学科
電子応用デバイス工学(Applied Electronic Device Technology)[1D10]
2単位 長谷川 文夫 特別専任教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- エレクトロニクス産業はトランジスタ、MOSFET、集積回路など、半導体デバイスによって発展してきたことは論を待たない。しかし、これだけでは我々の生活は成り立たない。最も身近なテレビではブラウン管や液晶ディスプレイがないと見えないし、携帯電話、ノートパソコンも液晶がなければ役に立たない。
本講義では、これらのダイオード、トランジスタ、FET以外の電子デバイス、特にman-machine interfaceになるディスプレイ、撮像デバイス、放電管(蛍光灯)、電子レンジに使われる発振管、記録に使われるCD、DVD等について述べる。
- <授業計画>
- 1。はじめに、真空中への電子の放出と、真空中での電子の運動
半導体以外のデバイス、熱電子放出、電界放出。 2。光電子放出、電子の運動、真空中での空間電荷効果 3。電子管 空間電荷制御真空管(3極管、5極管)、 走行時間を利用した真空管(進行波管、電子レンジに使われているマグネトロン)。 3。放電と蛍光灯 4。ディスプレイI 種類(CRT、LCD、PDP、有機EL)、色の表し方、CRT(ブラウン管)。 5。液晶ディスプレイ(LCD: Liquid Crystal Display)I 動作原理、カラーTFT液晶モジュール、液晶とは。光との相互作用。 7。液晶ディスプレイII 液晶分子の動作モード、駆動方式、カラー液晶パネルの構造。 8。プラズマディスプレイ(PDP: Plasma Display Panel) 動作原理、ac型PDP(動作原理と構造)、製造方法と材料。 9。無機および有機EL 無機EL(材料、構造、動作原理)、有機EL(動作原理、材料、構造と作り方) 10。磁気記録 アナログとデイジタル、磁気記録(動作原理、VTR、HDD)。 11。光記録 CD、DVD、MD、MO 12。撮像デバイス;CCDカメラ 撮像の概念、CCDイメージセンサーの動作原理。 13。実際のCCDイメージセンサー
- <成績評価方法及び水準>
- 期末テスト、リポートを中心に、出席を勘案して評価する。
- <教科書>
- これらの分野を総てカバーする適当な教科書がないので、資料を適宜配布する。
- <参考書>
- 「電子管・超高周波デバイス」紫田幸男著(コロナ社)、「液晶とディスプレイ応用の基礎」吉野、尾崎共著(コロナ社)、「エレクトロルミネセンスディスプレイ」猪口敏夫著(産業図書)、その他授業の中で使った教科書を引用する。
- <オフィスアワー>
- 新宿23階共同研究室:月曜昼休み、3限
八王子5号館703号室:火曜日〜金曜日 11時〜5時
- <学生へのメッセージ>
- この授業は確立した教科書がないので、身近な電子応用デバイスを学生の反応を見ながら説明する。説明が分からなければその場で質問すること。
質問がない場合は時々こちらから質問する。
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