2006年度工学院大学 第1部電子工学科
△電気・電子計測(Electrical and Electronic Measurements)[6355]
2単位 岡 勝巖 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 計測とは、測定対象物を定量的に正しく測定し測定対象物の状態を正確に把握することである。計測はただ単に計ることだけではなく、計るための研究、計測方法の開発、測定データの取り扱い方等、それらに付随する行為の全てが含まれている。
以下に具体的な達成目標を示す。 1.基本的な測定器の原理や測定方法を理解し使用できるようにする。 2.測定に含まれる誤差の取り扱い方を理解し修得する。 3.最小自乗法等によるデータの処理方法を習熟し使用できるようにする。 4.信号と雑音との関係を理解する。 5.直流と交流測定原理の違いについて学び、それらのデータの取り扱いについて習熟する。 6.アナログ計測とディジタル計測の特徴と取り扱い方を修得する。
- <授業計画>
- 第1週 ガイダンス。基本的な測定法、ディジタル測定法とアナログ測定法、測定誤差、精度
第2週 最小自乗法、誤差伝搬の法則や有効数字の取り扱い方 第3週 熱雑音、ショット雑音、SN比、雑音指数、および測定データの処理方法 第4週 SI単位と計測の標準 第5週 計測用センサ、アナログ変換 第6週 測定データのディジタル量への変換、ディジタル−アナログ変換 第7週 交流波形、測定値の取扱い方、指示計器とディジタル計器の原理、直流電圧、交流電圧、高電圧の測定方法 第8週 抵抗測定、インピーダンス測定 第9週 精密周波数源とその周波数安定度、周波数測定、位相測定 第10週 直流・交流での電力測定器と電力測定方法、ホール効果による電子式電力測定法、電流力計型や誘導型電力量計、高周波での電力測定方法 第11週 磁界・磁束・磁化率の測定方法、磁性材料の磁化特性測定と鉄損の測定 第12週 高周波波形の観測装置や記録装置。スペクトラムアナライザや波形分析器による波形解析 第13週 電気計測応用。光計測と電波計測の基礎と応用
状況に応じて変更することもある。
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で60点以上を合格とする。ただし試験得点が60点未満の者でも講義中に実施する小テストの成績により合格とすることもある。
- <教科書>
- 大学課程基礎コース2「電気・電子計測」:大浦 宣徳・関根 松夫共著 昭晃堂
- <オフィスアワー>
- 金曜12:30〜13:00 5号館3階電気系実験準備室
- <学生へのメッセージ>
- この講義は、電気・電子材料、電気磁気学、電気回路理論、電子回路理論などを集大成したものである。従って、これらの基礎科目がある程度習熟しているのを前提として講義を進める。また本講義の実践の場が電子工学実験I・IIとなる。
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