2006年度工学院大学 第1部電気工学科
ビークル応用(Rail Vehicle)[5C73]
2単位 望月 旭 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 大規模なシステム工学である新幹線鉄道に代表される電気鉄道を中心に、都市交通用の公共交通機関である新交通システムやモノレール、LRT(ライトレールトランジット)、常伝導磁気浮上鉄道、さらに将来に期待のかかる超伝導磁気浮上式鉄道などの技術について、電気工学のカテゴリを越えて幅広く学ぶための講座である。その上で、効率的で環境を保全する公共交通機関として、都市間及び都市交通問題の解決策を考えてもらうための講座としたい。講師は鉄道電気車両の設計及び検査修繕の経験をもとに、公共交通システム全般と将来のあり方について技術面から事例をもって説明する。この講義は先年度限りであったが、電気工学科の都合で1年延長された。電気工学科4年生だけでなく、交通問題や鉄道システムに興味をもつ多くの学生の受講を期待している。
- <授業計画>
- 第1週 公共交通機関
都市間及び都市交通における鉄道等公共交通機関の現状と諸問題
第2週 列車の走行 車両の走行抵抗と駆動モータの速度−引張力特性と車輪とレール間の力の伝達
第3週 線路と車両 線路の構造と機能・性能、車両の寸法・重量との関係、軌道の機能と性能
第4週 き電システムと集電 き電システム:直流電化と交流電化、集電理論:電車線とパンタグラフ
第5週 直流モータ駆動システム 直流および交流電源による直流電動機の速度トルク制御と機能・性能
第6週 交流モータ駆動システム 直流および交流電源による交流電動機駆動とインバータの制御と機能・性能
第7週 車体と台車 車体の構造と機能、台車の構造と機能と性能、車両振動、走行安定性などの諸問題
第8週 信号とブレーキシステム 信号とブレーキシステム、自動列車停止・制御システム
第9週 列車運行管理システム 列車運行管理システム、CTC、PRC、列車通信システム、列車情報システム
第10週 新しい交通システム 新交通システム、モノレール、LRTなどの役割と構造・機能・性能
第11週 高速鉄道と磁気浮上式鉄道 高速鉄道の歴史と現状、世界の高速鉄道、磁気浮上式鉄道の目的と構造・機能
第12週 環境保全 大気汚染対策、騒音対策、振動対策、自然保護の手段と効果
第13週 保守技術 鉄道の保守:車両、線路、き電設備などの保守方式と技術
- <成績評価方法及び水準>
- 出席率と定期試験で評価する。出席率60%試験成績40%に割り当て、出席と定期試験受験の両者(どちらか一方は不可)を条件に採点し、60点以上の者に単位を認める。試験に代えてレポートとすることもある。
- <教科書>
- 講師の作成したテキストを出席率の高い学生にCD-ROMで提供する
- <オフィスアワー>
- 授業前、講師室または教室で、メールなどで事前に申し込んで下さい。
E-mail:asahi.mochizuki@toshiba.co.jp
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