2006年度工学院大学 第1部電気工学科

通信基礎(Foundations of Communication Engineering)[5C12]

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2単位
平出 賢吉 非常勤講師

最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
携帯電話やインターネットに代表される各種情報通信システムについて、それぞれの成り立ちを紹介
したうえで、システムの基本的構成と特徴ならびに主要技術の動作原理について解説する。
以下に具体的な達成目標を示す。
(1) 通信の基本的目的を理解するとともに技術的達成方法および発展経緯を系統的に理解する
こと。
(2) 電話機の動作原理、電話信号の伝送方法、電話網の構成と交換接続方法を系統的に理解する
こと。
(3) 静止画、動画などの画像信号の符号化方法に関する知識を習得すること。
(4) コンピュータ通信の特徴を理解したうえで、ネットワーク構成および通信プロトコルを系統的に
理解すること。
(5) 光通信の構成を理解したうえで、3大主要技術である「レーザ」、「光ファイバ」、「フォトダイオー    ド」の基本動作原理について理解すること。
(6) マイクロ波およびミリ波を用いる固定および衛星通信の構成と特徴を理解したうえで、アンテナ、
送受信機、伝搬特性などについて理解すること。
(7) 移動通信の種類と特徴を理解したうえで、使用周波数帯、電波伝搬、主要技術などに関する
知識を習得するとともに、FDMA、TDMA、CDMAによるセル方式の移動通信の基本原理を理解
すること。

<授業計画>
第1週 情報と通信 : 通信の目的、通信の歴史、情報源、情報形式、通信路のモデル化
第2週 音声通信(1) : 電話の起源、電話機の原理、電話網の構成、電話の交換接続
第3週 音声通信(2) : 電話信号の伝送、アナログ伝送とディジタル伝送、加入者系伝送と中継系伝送
第4週 画像通信 : 静止画と動画、画像信号の符号化、JPEGとMPEG、ファクシミリ信号の符号化と伝送
第5週 コンピュータ通信(1) : LANの構成方法、イーサネットとFDDI、通信プロトコルとOSI参照モデル
第6週 コンピュータ通信(2) : インターネットとTCP-IP、ブリッジ・ルータ・ゲートウエイ、WWW
第7週 光通信 : 光ファイバの構成と動作原理、マルチモードファイバとシングルモードファイバ、
レーザダイオードとフォトダイオード、
第8週 固定無線中継 : マイクロ波とミリ波、2周波中継方式、アンテナと分波器、QPSKとQAM、
伝搬路とフェ−ジング、ダイバーシチと適応等化
第9週 衛星通信 : 衛星通信の特徴、発展経緯、通信衛星(静止衛星と周回衛星)、国際通信と
国内通信、マルチビーム衛星通信
第10週 移動通信(1) : 移動通信の種類と特徴、移動通信の周波数帯、移動通信の電波伝搬、
周波数の有効利用、セル方式の移動通信、FDMAとTDMAとCDMA
第11週 移動通信(2) : 自動車電話から携帯電話、携帯電話のネットワーク構成、番号方式と
ルーチング、インターネットと携帯電話、パーソナルテレホンからブラウザホンへ
第12週 情報通信の数学的基礎 : アームストロングとリーブス、ウィーナーとシャノン、ビタビとカルマン

<成績評価方法及び水準>
定期試験は行わない。毎週の講義出席と提出レポートの内容により評価。毎週の講義内容に則した
出題に対するレポートを次週に提出。各週10点満点X10週=計100点満点として評価。60点以上
の者に単位を認める。

<教科書>
情報通信システム : 南敏 著 (丸善)

<オフィスアワー>
E-mail : hirade@lab.jrc.co.jp にて対応。

<学生へのメッセージ>
電気工学の出身者にとって最低限必要な情報通信に関する知識を習得するようにがんばってもらいたい。

 

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