2006年度工学院大学 第1部電気工学科
電子物性(Solid State Physics for Electronics)[1361]
2単位 日野出 憲治 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 固体の性質を原子の集合体として理解すること、特に電気的性質が電子の挙動から導かれることを理解すること。
固体(原子)の中の電子の性質は量子力学で決まっていること、電子がエネルギーバンドを作る仕組みを理解すること。 そのバンド理論を基に、導体(金属)、半導体、絶縁体の性質を理解すること。 ・当たらずとも遠からずの判断ができるようになる。 ・必要なときに詳細(具体的情報)を調べるための基礎力をつける。
- <授業計画>
- (1) イントロダクション(現代は電子の世界)
(2) シュレディンガー方程式(原子・電子発見の歴史 量子力学はなぜ必要か)電子は粒子か波か (3) 化学結合(固体はなぜできるのか 融点・沸点から分かること) (4) 結晶構造(原子・分子はなぜ並ぶのか 並んでいることはどんなことから分かるか) (6) ブラウン運動からわかること(気体分子の従う規則) (5) 格子振動・格子欠陥・拡散(結晶内の原子の従う規則) (7) 粒子集団の規則性=統計分布(気体分子はボルツマン分布、電子はフェルミ分布) (8) 金属の性質は自由電子で決まる (9) 電気伝導 熱伝導 金属光沢 (10) エネルギーバンドとバンドギャップはどのような仕組みで出来るのか (11) エネルギーバンドからみた導体・半導体・絶縁体 (12)(13) エネルギーバンドの応用 ホール効果(電子・正孔二種類のキャリアの性質) (14) 試験
- <成績評価方法及び水準>
- 講義期間中に出題するレポートを30点満点、定期試験を70点満点とし、合計点数が60点以上のものに単位を認める。
- <教科書>
- よくわかる電気電子物性 岩本 (オーム社)
- <参考書>
- 電子物性基礎 電気学会 (オーム社)
わかる電子物性 中澤 江良 (日新出版)
- <オフィスアワー>
- 授業時間後10分
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