2006年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
無機マテリアルII(Inorganic Materials II)[1D07]
2単位 池上 隆康 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 無機マテリアルは結晶格子が機能素子として働くので、構造が簡単で信頼性の高い機能性材料を製造できる。また、一つの結晶格子を一つの素子として利用すると材料のナノ化も可能である。本授業は、無機マテリアルの合成技術開発で必要となる固体化学の基礎を習得する目的で行う。
- <授業計画>
- 1. 結晶相の制御(1,2,3)
2. 表面と界面(1,2) 3. 成形とレオロジ(1,2) 4. 格子欠陥と拡散(1,2) 5. 焼結(1) 6. 構造材料(1,2)
- <成績評価方法及び水準>
- 必要に応じて授業中に4回以上の小テスト(配点40点)を行う。期末テストの配点は60点とする。合計100点で評価する。
- <教科書>
- 応用化学シリーズ「機能性セラミックス化学」掛川一幸他著、朝倉書店
- <オフィスアワー>
- 新宿校舎:授業終了後
- <学生へのメッセージ>
- 固体化学では現象が平衡的に進むとは限らずに非平衡状態もありうることを理解すること。また、ある温度で個々の原子が有するエネルギーを測定すると、原子が持つエネルギーは一定でなく、分布していることが分かる。温度が高くなると反応が急激に速くなるが、これは温度が低いと大きいエネルギーを有する原子は極めて少ないので、温度が高くなり大きいエネルギーを有する原子が少しでも多くなると、低い温度に比べて相対的に非常に多くなったことによるということを理解すると、固体化学反応は理解しやすい。
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