2006年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
□マテリアル科学実験A(Laboratory of Materials Science A)[0332]
1単位 門間 英毅 教授 [ 教員業績 JP EN ] 大倉 利典 助教授 [ 教員業績 JP EN ] 高橋 聡 講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- すべての機器は,有機系,無機系,金属系,及びそれらを組み合わせた複合材料系のマテリアルで構成されている.各マテリアルを適切に使用するためには,合成法,評価法を知る必要がある.
無機系マテリアル科学実験では,典型的な無機材料製造手法である水溶液沈殿反応法,高温加熱溶融法および焼結法を用いて,ガラス材料およびセラミック材料を合成し,それらの特性を評価する. 有機系マテリアル科学実験では,高分子の合成,分離,構造解析,および膜材料作成の各実験を通じて,重合反応,分離分析,特性解析,成形加工の基礎を身につけることを目指す. 金属系・複合材料に関する実験では,各材料の力学的特性の特徴の把握,金属等の腐食の機構および安全性・信頼性の評価について把握する.金属および半導体の特徴である導電性の機構については半導体を中心として実験を行なう. 具体的な達成目標は,各実験を通じてマテリアルの合成法,評価法を身につけることである.また必要な特性が与えられた場合に,マテリアルの種類,合成法,評価法が適切に選択できるようになることである. それぞれの実験内容は次の通りである. A無機系マテリアル セラミック蛍光体,フォトクロミックガラス・ガラスセラミックス,アパタイト系セラミックスの合成と特性 B有機系マテリアル (1) 酢酸ビニルの重合,加水分解,成膜,およびIR測定 (2) カラムクロマトグラフィーによるタンパク質の分離,およびNMR測定 (3) フォトレジストポリマー膜の作製 C金属・複合材料系マテリアル 力学的特性(弾性率,強度,伸びなど),腐食特性(電気化学的手法を用いた腐食機構の解明,腐食定量および寿命予測による安全性と信頼性)の評価 D演習 (1) セラミック合成法,特性評価法の理解度 (2) 分光分析による有機分子構造解析 (3) 各マテリアルの特性の相関についての理解度
JABEEプログラム「マテリアル科学コース」 (JABEE学習・教育目標)C:◎ E:○
- <授業計画>
- マテリアル科学実験は,Aの無機系マテリアル,Bの有機系マテリアル,Cの金属・複合材料系マテリアルに分かれて実験を行う.それぞれの実験終了後にレポートを提出するとともに,実験内容の理解度を深めるための演習を実施する.約8週ごとのローテーションを行う.
- <成績評価方法及び水準>
- A,B,Cについては各実験のレポートで評価する.またマテリアル化学実験Dは,A,B,Cそれぞれの実験後の演習の成績を合計し,評価する.それぞれ60点以上を合格とする.
- <教科書>
- プリント配布
- <オフィスアワー>
- 担当教員ごとに異なるので,それぞれの教員の担当科目のオフィスアワーを参照されたい.
- <学生へのメッセージ>
- 無機系,有機系,金属・複合材料系のの特性には相互に密接な関係があるので,一つのマテリアル系の実験を行なう時は,他のマテリアル系の特徴を念頭において注意深く観察してもらいたい.
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