2006年度工学院大学 第1部環境化学工学科

高分子材料工学(Highpolymeric Material Engineering)[4A12]

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2単位
小澤 紀子 非常勤講師

最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
高分子化合物とは巨大な分子量をもつものである。低分子化合物とは異質の特徴を有し、その特徴を生かした製品が工業や医療の分野に、あるいは日常生活に溢れている。そこで高分子製品を認識し、その材料特性が由来する理論的根拠を学ぶ。基礎知識を蓄えて、さらなる応用を開拓したり未来の材料分子設計を可能にする能力を育む。

(JABEE学習・教育目標)
「環境化学工学プログラム」:(D)◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)-(3)◎

<授業計画>
第1週 高分子とは何か:定義、分類、重合、低分子化合物との比較
第2週 重合反応:モノマー、ポリマー、重合度
第3週 化学反応特性材料:反応選択性、触媒、タンパク質、固定化酵素
第4週 機械的高性能高分子:高強度、高弾性、引っ張り強さ、圧縮強さ、粘弾性
第5週 熱特性材料:転移温度、比熱、熱伝導度、耐熱性、難燃性(建築材)
第6週 電気・電子特性材料:高伝導性、高絶縁性、圧電性、磁性
第7週 光特性材料:屈折率(コンタクトレンズ)、フォトレジスト(IC基板)、光ファイバー
第8週 分離特性材料:イオン交換、分離膜、吸着、気体分離、凝集、高吸水性(紙おむつ)
第9週 医療への利用:医薬、農薬、人工血管、手術用縫合糸、シリコーン製指関節
第10週 天然高分子:綿繊維、ゴム、接着剤、界面活性、分子間力
第11週 無機高分子:カーボンファイバー、ケイ素系高分子、
第12週 複合材料(ハイブリッド):利点の組み合わせ効果
第13週 固体高分子材料の構造決定:X線回折、赤外線分光
第14週 高分子溶液の特性:溶解度、分子鎖のひろがり、分子量、粘性、光散乱
第15週 高分子工業:生産行程、加工技術

<成績評価方法及び水準>
期末試験よりも平常点を重視する。
3の倍数の単元毎に3回分の講義についてミニ試験を5回厳粛に行う。 5回×20点=100点。
期末試験を行う。                         1回×40点=40点
満点を100+40=140点とし、合格点は140×0.6=84に基づき80点とする。
ただし、成績表には140点を100点に換算して報告する。

<教科書>
なし
10冊に近いテキストや資料集から編集してまとめた印刷物を授業中に配布する。

<参考書>
キィーワード「高分子」関連の本なら何でもよい。

<オフィスアワー>
e-mail address: noritoh@sannet.ne.jp

<学生へのメッセージ>
講義で配布したプリントや参考書やインターネットから引用した文章を丸写しにするのではなく、基本的に理解することに努め、未来の応用開発技術へ役に立つ力を蓄えて欲しい。

 

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