2006年度工学院大学 第1部環境化学工学科

環境分析化学(Environmental Analytical Chemistry)[2159]

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2単位
釜谷 美則 講師  
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最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
近年、世界的規模で大気、湖沼、土壌、食品さらに地下水等の汚染が進行しており、これらの問題を解決するには環境汚染成分の測定が必要です。この授業では、環境分析に必要な分析化学の基礎的な知識について講義します。
以下に具体的な達成目標を示す。
1.モル濃度などの濃度表示方法を理解する。
2.強酸・強塩基溶液のpHおよび弱酸とその塩溶液のpHの計算方法を理解する。
3.酸化還元反応を理解し、化学反応式を立てられるようにする。
4.難溶性塩の溶解度の計算を理解する。
5.水質中の主な汚染成分の分析方法を理解する。
6.大気中の主な汚染成分の分析方法を理解する。
(JABEE学習・教育目標)
「環境化学工学プログラム」:(D)◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)-(3)◎

<授業計画>
第1週「ガイダンス」分析化学とその環境分析での役割について学ぶ。
第2週「濃度」モル濃度を中心とした濃度表示方法とその意味について学ぶ。演習1
第3週「強酸・強塩基」中和反応を中心とした分析方法について学ぶ。演習2
第4週「弱酸とその塩」弱酸とその塩のpHの計算方法について学ぶ。演習3
第5週「沈殿平衡」難溶性塩の溶解度の計算方法を学ぶ。演習4
第6週「酸化還元」酸化還元の反応式の立て方について学ぶ。演習5
第7週「容量分析」キレート滴定、酸化還元滴定、沈殿滴定について学ぶ。演習6
第8週「水質分析」COD、BOD、溶存酸素濃度の測定方法について学ぶ。演習7
第9週「水質分析」硝酸イオン、りん酸イオン、重金属イオンの分析方法について学ぶ。演習8
第10週「大気分析」窒素酸化物、硫黄酸化物の分析方法について学ぶ。演習9
第11週「環境ホルモン」ダイオキシンなどの環境ホルモン作用を示す物質の問題点について学ぶ。
第12週「分析データの取り扱い」有効桁、精度、正確さなどについて学ぶ。演習10
第13週「まとめ」これまでの全体のまとめを行なう。
第14週「期末試験」

<成績評価方法及び水準>
演習中の演習問題の結果(約10問)を約30%として,期末試験結果を約70%として計算する.総合評点が60点以上を合格点とする.

<教科書>
澤田清ら著:分析化学の基礎 講談社サイエンティフィク(2005)

<参考書>
「環境の化学分析」 日本分析化学会北海道支部偏 三共出版(1998)

<オフィスアワー>
火曜日 17:00〜18:00 八王子校舎 工房・化学実験棟3階

<学生へのメッセージ>
公害防止管理者などの国家試験をチャレンジしてみてはどうですか。これからは地球環境保全を進める上で,分析化学の知識が必要になるので、単なる単位をとるためでなく資格取得の勉強をして欲しい。

 

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