2006年度工学院大学 第1部環境化学工学科
○環境化学工学基礎論(Fundamentals in Environmental Chemical Engineering)[4114]
2単位 五十嵐 哲 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 環境問題を解決するには,その問題が起きる原因やメカニズムを定量的に明らかにしなければならない.地球温暖化を例にあげると,1 kgの化石燃料(石炭、石油、天然ガス)からどれほどの熱量と二酸化炭素が発生するかがわかると,どの燃料が地球温暖化に対する寄与が最も小さく,好ましいかがわかる.そのためには,それぞれの燃料がどのような元素でどのような割合でできているか(組成),その元素より成る物質の燃焼熱はいくらか,を知る必要がある.また,燃料の燃焼による大気中の二酸化炭素濃度の上昇の程度を推算するためには,大気の体積,二酸化炭素の(発生量ではなく)発生速度,また海洋などの吸収速度(固定化速度)がわかればよい.これらのことを理解するために基礎となる事柄を講義する.内容の理解を深めるために,計算を中心とする演習を行なうので,電卓を持参すること.なお,3回に分けて,各教員が小グループを対象として,環境化学工学の考え方を紹介する.
(JABEE学習・教育目標) 「環境化学工学プログラム」:(D)◎ JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)-(2)◎
- <授業計画>
- 1. 序論
2. 新入生への環境化学工学セミナー(1) 3. 単位1−質量、物質量、濃度 4. 単位2−モル分率、分圧、モル濃度 5. 単位3−当量、組成、水の硬度、粒子濃度他 6. 新入生への環境化学工学セミナー(2) 7. 化学プロセス1−化学物質の収支 8. 化学プロセス2−平衡の概念 9. 物理プロセス1−物質収支 10.物理プロセス2−エネルギー収支 11.新入生への環境化学工学セミナー(3) 12.物理プロセス3−物質移動 13.期末試験の傾向と対策
- <成績評価方法及び水準>
- 講義後の理解度小テストの点数と期末定期テストの点数を夫々40:60の重みで集計し、60%以上の得点者を合格とする.ただし、期末試験は出席率が70%以上の者を対象とする.
- <教科書>
- プリント配布.
- <オフィスアワー>
- 授業終了後1時間.それ以外でもメイルで約束の上,対応可.居室:12号館(総合工学研究棟)2階208室.
E-mail:igarashi@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 1年で習う最初の専門必修科目です。この科目では、環境化学工学を学ぶ上で基礎となる考え方を講義します。特に,復習を怠らないこと.
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