2006年度工学院大学 第1部応用化学科

酵素化学(Enzyme Chemistry)[4C15]

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2単位
笠井 久隆 特別専任教授  
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最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
酵素は生体内の複雑な化学反応すなわち代謝を円滑に進行させることができるように自然が設計した生体触媒である。特定の化学反応を効率よく進行させるためにどのような仕組みが用意されているのか、化学の目でわれわれが酵素から学ぶべきことは多い。この講義では、触媒としての酵素の特性について解説する。
達成目標:1)酵素反応速度の解析法を理解し、定常状態の解析から速度論的パラメーターを算出する方法を習得すること;2)酵素-基質複合体の性質に基づいて、酵素の特異性、高い触媒効率の化学的基礎を理解すること;3)各種の補助因子の必要性と役割について理解すること;4)酵素活性に影響を与える種々の要因とその化学的基礎を理解すること;5)生体における酵素の分子進化に関する理解を深めること

<授業計画>
以下の項目にしたがって講義するが、都合により変更することがある。
1.触媒としての酵素
2.酵素の分類
3.酵素反応速度の解析
4.酵素-基質複合体(1)基質結合部位の構造と基質特異性
5.酵素-基質複合体(2)基質結合部位の構造と反応特異性
6.酵素反応の機構
7.酵素反応の補助因子(1)補酵素の役割 (2)金属イオンの役割
8.酵素の物性と反応速度の温度、pH依存性
9.酵素活性の阻害
10.酵素活性の調節
11.RNA酵素と酵素モデル
12.生体における酵素の分子進化
13.まとめ

<成績評価方法及び水準>
定期試験で最終成績を評価、60点以上のものに単位を認める。試験の際には教科書、自筆ノート、および配付資料の持ち込み可

<教科書>
ヴォート「基礎生化学」(東京化学同人)

<オフィスアワー>
水曜日(前期)14:40〜16:30、 木曜日14:40〜16:40

<学生へのメッセージ>
1,2年次の「生物化学」の知識を応用して、生体における酵素の役割を更に深く理解しよう

 

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