2006年度工学院大学 第1部応用化学科
化学工学II(Chemical Engineering II)[3D09]
2単位 中川 克巳 助教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 化学製品を生産するプロセスには、必ず物質を分離する単位操作が組み込まれている。この授業では,化学工学の基礎と気液を中心とした各種の分離操作の解説と演習を行う。蒸留塔はどのような原理を使って混合液を分離するか。その必要な塔の段数、原料供給段などを学ぶ。ガス吸収では混合ガスを分離するにはどのような原理を使い吸収塔が設計されるかを理解する。3成分混合溶液の分離法である抽出についてどのような操作で分離するかを学ぶ。晶析と吸着、調湿と冷水操作、乾燥などについて理解を深める。
- <授業計画>
- 理解を深めるため, 主だった単元の終わりに, 30分程度の演習を実施し, その後で解答を行う。
1. ガイダンスと化学工学の基礎 国際単位系,単位の換算,物質の状態と物性 2. 物質収支: 物理的操作、化学反応操作を含む物質収支演習 3. 蒸留(1): 気液平衡関係,気液平衡の計算,単蒸留とフラッシュ蒸留 4. 蒸留(2): 連続蒸留の原理,蒸留装置, 段塔の連続蒸留 5. 蒸留(3): 充填塔の連続蒸留演習 6. ガス吸収(1): 気液溶解度,段塔による連続ガス吸収 7. ガス吸収(2): 充填塔の連続ガス吸収,演習 8. 中間テスト 9. 液液抽出(1): 液液平衡関係,液液抽出装置,単抽出の計算 10. 液液抽出(2): 多回抽出とその計算,向流多段抽出,演習 11. 晶析と吸着: 固液溶解度,固液平衡の計算,核と晶析成長,吸着平衡,吸着速度,固定吸着プロセス 12. 調湿と冷水操作: 空気の湿度,湿り空気の諸性質,湿度計断熱冷却線,湿度図表,調湿操作 13. 乾燥: 含水率,乾燥速度と乾燥所要時間,乾燥装置,演習 14.定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 中間試験30%, 定期試験70%の割合で, 60点以上を合格点とする。
- <教科書>
- 「入門化学工学」小島和夫他共著(培風館)
- <参考書>
- 指定しないが、化学工学、分離工学の本から自分に適した本を探すことを勧める。
- <オフィスアワー>
- 水曜日 13:40〜14:30 A1916室、これ以外でもメールで約束の上、対応可
E-mail:nakagawa@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 授業内容を理解することにより、研究室で行った開発がどのようにして製品化されるか、その原理を知ることが出来る。演習は, 計算機, 普通グラフ用紙, 自在定規を使用するので持参のこと。
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