2006年度工学院大学 第1部国際基礎工学科

創造工学I(Engineering of Creation I)[3A05]

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2単位
畑村洋太郎 特別専任教授  
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最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 創造を具体化するには,解決したい課題を設定し,制約条件を明確にし,課題解決を行い,実現する.これら一連の過程でその思考決定過程を思考展開図で表出して表現すると,考えを作り上げる作業が的確になる.これらのうち,課題を実現するときの最大の制約が加工法である.そこで本授業では実現したい設計内容に対応した基本的な加工法を取り上げ,そこで行われる作用と作業,詳細を学ぶ.
 本年度は,前年度に行った“危なくない回転ドアを作る”に引き続き,それを実現する方法の1つである“緊急停止ドア”のメカニズムを考え,各種のドア(回転ドア,エレベータドア,スライドドア,開き戸,在来線ドア,新幹線片開きドア,自動車ドア,パワーウィンドウ,シャッタ)について実物のドアへの装着を想定してその実現を目指す.
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
(D)創造力の習得:◎(C)基礎工学・専門工学知識の習得:○
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)の(2)c):◎(e)(g)(h):○

<授業計画>
[講義]
A.技術の創造と設計
B.設計と製作
C.加工法の内容と基本現象
(1)形状の創製
(2)形状の転写
(3)要素を組合わせる
(4)動かしてみる
(5)加工法と基本現象
[課題試行]
A.緊急停止ドアのメカニズムの想起
B.緊急停止ドアの設計

<成績評価方法及び水準>
随時授業で提出するレポート及び試作品により採点する.試験は行わない.

<教科書>
(1) 畑村洋太郎・小野耕三・中尾政之著:機械創造学(丸善,2001)

<参考書>
(1) 畑村洋太郎編著:実際の設計――機械設計の考え方と方法(日刊工業新聞社,1988)
(2) 畑村洋太郎編,実際の設計研究会著:続・実際の設計――機械設計に必要な知識とデータ(日刊工業新聞社,1992)
(3) 畑村洋太郎編,実際の設計研究会著:実際の設計第4巻――こうして決めた(日刊工業新聞社2002)
(4) 畑村洋太郎編,実際の設計研究会著:実際の設計第5巻――こう企画した(日刊工業新聞社,2004)
(5) 実際の設計研究会監修,Victor R.Fey・Eugene I.Rivin・畑村洋太郎著,実際の設計研究会編著:TRIZ入門――思考の法則性を使ったモノづくりの考え方(日刊工業新聞社,1997)
(6) 中尾政之・畑村洋太郎・服部和隆:設計のナレッジマネジメント――創造設計原理とTRIZ(日刊工業新聞社,1999)
(7) N.P.スー(畑村洋太郎監訳):設計の原理――創造的機械設計論(朝倉書店,1992)
(8) 畑村洋太郎編,実際の設計研究会著:続々・実際の設計――失敗に学ぶ(日刊工業新聞社,1996)
(9) 畑村洋太郎:失敗学のすすめ(講談社,2000)
(10) 畑村洋太郎:失敗に学ぶものづくり(講談社,2003)
(11) 畑村洋太郎:創造学のすすめ(講談社,2003)
(12) 畑村洋太郎:直観でわかる数学(岩波書店,2004)
(13) 畑村洋太郎:畑村式「わかる」技術(講談社現代新書,2005年)
(14) 畑村洋太郎:続・直観でわかる数学(岩波書店,2005)

<オフィスアワー>
授業の前後に研究室で

<学生へのメッセージ>
ゼロからものを作ると楽しいぞ.

<参考ホームページアドレス>
畑村創造工学研究所 http://www.sozogaku.com/,非営利活動法人失敗学会 http://www.shippai.org/,実際の設計研究会http://jissai.sakura.ne.jp/

 

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