2006年度工学院大学 第1部国際基礎工学科
制御工学(Control Engineering)[1B05]
2単位 加藤 隆 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 制御理論の体系には古典制御理論と現代制御理論の2分野がある.この科目では数学的手法にラプラス変換を用いてフィードバックシステムのシステム解析・設計に必要な古典制御理論について学ぶ.古典の文字が付くことから古くさい内容の理論体系と受け取りやすいが,制御関連の仕事や研究を行う現場や部署ではこの理論体系が重要な役割をなしている.
この授業での具体的な目標をあげると以下のようになる. (1) ラプラス変換法とシステム記述法を理解し,システムの表現方法を習得する. (2) システムの解析法と設計法などを理解する. この授業では理解を深める目的から演習を行いながら講義を進める.授業終了前には講義した内容の範囲内で出す課題を解かせる.次週に課題の解答を説明することで間違い部分を検証させ,理解度を高めさせる.
(JABEE学習・教育目標) 「国際工学プログラム」 (C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎ JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)の(1):◎ (JABEEキーワード) 「国際工学プログラム」: ラプラス変換,伝達関数,過渡応答,周波数応答,安定性,システム解析 (前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目を履修する前に数学関連科目を履修しておく.特に,微分方程式論を習得しておく必要がある.本科目で習得した知識は機械振動学、ロボット工学などの科目を履修するうえで役に立つ科目である.
- <授業計画>
- 1. 制御とは,ラプラス変換法の定義
2. ラプラス変換の基本定理 3. 図形へのラプラス変換法の応用 4. 逆ラプラス変換法と微分方程式解法への応用 5. 伝達関数とブロック線図 6. 線形変換と信号伝達線図 7. システムの過渡応答法 8. システムの周波数応答法(Nyquist線図) 9. システムの周波数応答法(Bode線図) 10. システムの安定判別(Hurwitzの安定判別法) 11. システムの安定判別(Routhの安定判別法) 12. システムの安定化 13. 根軌跡法
- <成績評価方法及び水準>
- 成績評価は期末試験の80%と毎回講義終了前に行う課題(1点評価)の課題点の20%から評価点を算出し,評価点が60点以上を合格とする.
「国際工学プログラム」の学習・教育目標 C,D は上記の基準を満たせば達成できる.
- <教科書>
- 「制御テキスト」加藤隆著(日本理工出版会)
- <オフィスアワー>
- 前期
月曜日:14:40〜16:40(新宿1715室) 水曜日:11:30〜13:00(新宿1715室) 金曜日:11:30〜13:00 (新宿1715室) 後期 前期の金曜日を除く曜日 メールでも質問等を受け付ける.(katoryu@cc.kogakuin.ac.jp)
- <学生へのメッセージ>
- 制御工学は難解な数学をいじくり回す学問と思っている人が多いように見受けられる.しかし,ラプラス変換の基本概念さえ理解できれば,後の内容は四則演算を行うだけである.したがって,授業にはまじめに出席する必要がある.課題を評価点の一部に入れることから遅刻を認めない場合もある.
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwa1030/
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