2006年度工学院大学 第1部機械システム工学科
△環境システム論(Introduction to Environmental Systems)[6352]
2単位 北林 興二 教授 [ 教員業績 JP EN ] 馬緤 宏 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- <学習・教育目標>
「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標: (A)◎ (B)○
<前提となる基礎知識と修得後の展開> 特に必要な基礎知識は無い。本科目を修得により、材料、動力学、設計、生産、制御、環境、システムなど全ての分野に於いて、技術的だけでなく、環境的側面からの視点をも持たせることが出来る。
- <授業計画>
- 1.ガイダンスおよび、我国の公害問題の歴史(1)。西洋技術の導入と公害問題。明治から大正にかけての公 害問題。足尾鉱毒、別子銅山、日立鉱山における鉱害。
2. 我国の公害問題の歴史(2)。産業の発展と公害問題。四大公害の発生。イタイイタイ病、水俣と新潟水俣病、四日市ぜんそく 3. 経済成長と都市環境問題。光化学大気汚染、自動車排気ガス汚染 4. 産業公害問題の総括。技術と法対策による問題の解決。公害対策基本法、大気汚染防止法、水質汚濁防止法 5. 公害問題から環境問題へ。廃棄物とリサイクル、景観、快適な環境 6. 地球規模環境問題の始まり。気候温暖化、酸性雨、オゾン層破壊 7.公害問題、環境問題に関してのグループ発表と討議 8.技術者と法律の関係:技術者が製造物に関わるときの注意義務、さらに、過失を咎める法について説明し、PL(製造物責任)法の事例に焦点を合わせる。 9.法的責任とモラル責任−事故の被害者には、法的救済で償えない部分がある。三菱自動車のリコール隠しの事例等によって、法とモラルの境界域を学ぶ。 10.環境保護のための産業界の活動(I)法規制、ISOの自主的改善活動、国際協調 11.環境保護のための産業界の活動(II)事後処理から事前処理へ、地球温暖化、技術開発の動向。 12.産業廃棄物とリサイクル:自動車、家電等の廃棄物処理の歴史と現状、リサイクル法の問題点、解決策。 13.エンジニアの責務、事例研究
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回実施する演習問題及びグループ発表討議等により評価する。
演習問題70%、グループ発表討議30%で総合評価し、60点以上を 合格とする。
- <教科書>
- 特になし。毎回、授業テーマ内容についての資料を配付する。
- <参考書>
- 石井邦宣監修、20世紀の日本環境史、(社)産業環境管理協会
馬緤 宏他、技術士制度における総合技術管理部門の技術体系(6.社会環境管理),(社)日本技術士会
- <オフィスアワー>
- 毎授業時間後30分程度をオフィスアワーとする。
- <学生へのメッセージ>
- この授業では、環境倫理、製造者倫理などに関して、授業で学んだ事柄に関する簡単なレポートを課すので、
文章の構成、表現法など、コミュニケーション技術の向上も図ってゆくよう努力して欲しい。
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