2006年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース
生命科学概論(Introduction to Life Science)[1E71]
2単位 大藤 道衛 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 現代の生命科学は、ゲノム上の遺伝情報に基づき分子レベルで生命現象を解明する学問である。始めに細胞の構造を学ぶとともに遺伝情報に基づいた細胞の営みが“生命”へとつながる姿を概観する。更に生命科学研究で用いる遺伝子工学などの基盤技術に触れるとともに、医療への応用分野である遺伝子診断・遺伝子治療・再生医療について生命倫理を踏まえて概観する。本講義は、生命科学と産業や医療との関わりを考える際に必要な基礎知識や概念の習得を目指す。
(JABEE学習・教育目標) 「国際工学プログラム」 (C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎ JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)の(1):◎
- <授業計画>
- 第1週 生物・細胞・遺伝子とは何かを学ぶ。
第2週 細胞の種類と構造について学ぶ。 第3週 遺伝情報分子であるDNA/RNAと機能を担うタンパク質について学ぶ。 第4週 遺伝子の情報が形質となって現れる仕組み(遺伝子発現)を学ぶ。 第5週 ヒトゲノムDNAの構造について学ぶ。 第6週 遺伝子発現と発生・分化について学ぶ。 第7週 中間試験 第8週 中間試験解説ならびに遺伝子工学技術について学ぶ。 第9週 遺伝情報を調べる技術(遺伝子解析)について学ぶ。 第10週 がんと遺伝子について学ぶ。 第11週 遺伝子診断・遺伝子治療・再生医療について学ぶ。 第12週 新しい技術と生命倫理について学ぶ。 第13週 生命科学のパブリック・アクセプタンス(PA)について学ぶ。 第14週 定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験が60点以上を合格とする。ただし、定期試験が50〜59点の場合、中間試験と定期試験の平均点が60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 「生命科学概論」講義資料(2006年版)を用いる。
- <参考書>
- 榊佳之著:「ヒトゲノム」-解読から応用・人間理解へ 岩波新書(2001)
服部正平著:「ヒトゲノム完全解読からヒト理解へ アダムとイブを科学する」東洋書店(2005)
- <オフィスアワー>
- 月曜日 講義終了後30分
- <学生へのメッセージ>
- 我々人間も生物の一員、生命科学は自分自身を知る学問です。聞き慣れない用語の意味を一つ一つ理解すれば、生命科学の面白さが必ず拓けてきます。
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