2006年度工学院大学 第1部機械工学科 エコエネルギーコース

数値熱流体工学(Numerical Thermal-Hydrodynamics)[3C71]

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2単位
大竹 浩靖 助教授  
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最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 近年,コンピュータを用いた数値シミュレーションがめざましい発展を遂げている。本講義では,熱と流れ現象を数値実験するための基礎知識を,有限差分法を中心に解説する。
 具体的には,種々の熱流体問題に対して数値計算を行う際の有限差分式を,流れおよび熱の支配方程式とテイラー展開法およびコントロール・ボリューム法を用いて導出できる能力を習得する。併せて,数値計算をする上での注意点を,数学的知識も用いて理解できる能力を習得する。

(JABEE学習・教育目標)
 「機械工学プログラム」: (D)◎
(JABEEキーワード)
 「機械工学プログラム」:質量と運動量の保存、エネルギー保存則(熱力学の第一法則とベルヌーイの式),分子気体力学,理想流体の力学,粘性流体の力学,圧縮性流体の力学,数値流体力学,熱伝導,対流熱伝達
(前提となる基礎知識と習得後の展開)
 本科目を履修する前に,「流れ学II」により粘性流体の力学,「伝熱工学」により熱伝導および対流熱伝達を習得しておく必要がある.また、「微分方程式論」、「数値計算法I・II」で、微分方程式の解法を習得しておくことが望ましい。本科目は4年生科目であり,修得後は,「卒業論文」にてその知識を応用できる.

<授業計画>
1. 数値熱流体工学の工学的意義と各種数値計算法の現状
2. 熱及び流体力学の基礎式(連続の式,運動方程式,エネルギー式)
3. 有限差分法(テイラー展開法とコントロール・ボリューム法)
4. 定常二次元熱伝導
5. 偏微分方程式(楕円型,放物型,双曲型と特性曲線)
6. 非定常一次元熱伝導
7. 計算の安定性と精度
8. 非圧縮性流体の流れ問題
9. 対流項と高精度差分スキーム
10. 境界層問題と常微分方程式
11. 強制対流熱伝達
12. 自然対流熱伝達
13. 流れ関数―渦度法,乱流モデル概説,分子動力学概説
14. 期末試験

<成績評価方法及び水準>
 期末試験による。60点以上を合格とします。
 「機械工学プログラム」の学習・教育目標(D)の一部は,上記の評価基準を満たせば,達成される.

<教科書>
特に定めない。

<参考書>
「数値流体力学」荒川忠一著(東京大学出版会)

<オフィスアワー>
主として,講義1.5時間後(5時限目),八王子校舎講師室にて。

<学生へのメッセージ>
最先端の研究結果も積極的に取り入れています。

 

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