2006年度工学院大学 第1部機械工学科
△材料力学及演習II(Exercise of Strength of Materials II)[5353]
3単位 後藤 芳樹 助教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- はりのたわみについての種々の解法と,さらに進んだ事柄であるひずみエネルギーによる解法,座屈の問題について学ぶ.応力集中,疲労など,破壊の問題についても学びながら技術者の倫理について考える.許容応力,安全率を考慮した実際の強度設計の考え方を学ぶ.以下に具体的目標を示す.
(1)丸棒のねじり,断面二次極モーメント,伝動軸について学ぶ. (2)棒の傾斜断面に作用する応力とモールの応力円,組み合わせ応力の問題について学ぶ. (3)ひずみエネルギーとエネルギー原理について理解し,エネルギー法を用いた問題の解法を学ぶ. (4)オイラーの座屈荷重,座屈モードについて学ぶ. (5)材料の強度と破壊,実際の強度設計について学ぶ.
(JABEE学習・教育目標) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(B)○,(C)○,(D)◎
(JABEEキーワード) <材料の強度と許容応力>(6.0),<ねじり>(3.0),<曲げ>(1.0),<応力集中>(0.5),<座屈>(6.0),<組み合わせ応力>(6.0),<多軸応力>(3.0),<ひずみエネルギーとエネルギー原理>(9.0),<破壊>(0.5),<疲労>(1.0),<クリープ>(0.5).
(前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目を履修する前に,「材料力学及演習I」を習得しておく必要がある.本科目の修得後は,さらに「数値材料力学」や「材料強度学」などの科目を履修することができる.
- <授業計画>
- 第1週[ねじり]丸棒のねじり,断面二次極モーメント,伝動軸について学ぶ.
第2週 [伝動軸]伝動軸の設計について学ぶ. 第3週[傾斜面上の応力]棒の傾斜断面に作用する応力とモールの応力円について学ぶ. 第4週[組み合わせ応力]直交する二方向に垂直応力の作用する場合と主応力について学ぶ. 第5週 [三軸応力状態]平面応力と平面ひずみ.モールのひずみ円,ひずみゲージによる応力測定. 第6週[組み合わせ応力の問題]ねじりと曲げが組み合わされた問題.弾性係数間の関係. 第7週[ひずみエネルギーとエネルギー原理]引張り,引張り衝撃ひずみエネルギーについて学ぶ. 第8週[ひずみエネルギー]相反定理,せん断,ねじり,曲げによるひずみエネルギーについて学ぶ. 第9週[カスチリアーノの定理]ひずみエネルギーとエネルギー原理,カスチリアーノの定理. コイルばね. 第10週[座屈]オイラーの座屈荷重,座屈モードについて学ぶ. 第11週[座屈]種々の端末条件の座屈と,オイラー曲線について学ぶ. 第12週[材料の強度と破壊]応力集中,延性破壊,脆性破壊,疲労破壊,クリープ破壊などについて 学ぶとともに,実際の機械の破壊事故を例に技術者の倫理について考える. 第13週[破損,破壊に関する法則]弾性破損の法則.許容応力と安全率.実際の強度設計について. 第14週 [定期試験]
- <成績評価方法及び水準>
- 授業形態は,原則として3時限目講義,4時限目演習とする.演習のやりかたは,授業の開始時に演習問題を提示するので,その時間内に問題を解き提出してもらう.答案ができていない場合は,返却するので,できるまで何回でもやってもらうことにしている.成績評価は,中間試験と期末試験の試験点の合計を60%,毎時間行う演習の演習点を40%とする.合格点は60点以上.
- <教科書>
- 機械工学基礎コース 「材料力学」 小久保邦雄,後藤芳樹,森 孝男,立野昌義 (丸善)
- <参考書>
- 「材料力学 上巻」チィモシェンコ著(東京図書)
- <オフィスアワー>
- 金曜日 16:30〜17:00 八王子校舎1号館1階の講師室.授業終了後に来てください.
- <学生へのメッセージ>
- 「材料力学及演習I」が基礎となるので,授業で分からないところが有るときは,もう一度,「材料力学及び演習I」を復習すること.演習時間には教員にどんどん質問をして欲しい.
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