2006年度工学院大学 第1部機械工学科

都市文化研究(Cultural Studies on City)[5503]

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2単位
吉田 司雄 教授  
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最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 この科目は教員が講義するのではなく、学生たちが自らの関心と興味でテーマを選んで、とことん調査分析し、その結果をいわば教師役を演じあうかたちで報告し合ってゆくという演習形式の授業です。新宿校舎と八王子校舎とで隔年毎交互に開講されますが、本年度は新宿校舎開講なので、共通テーマも「新宿」(ただし、新宿区内および関連の深いものであれば可)とします。以下に、授業計画の形で今までに先輩たちが取り組んだテーマを中心に幾つか参考例としてあげておきますが、これにしばられる必要はありません。本年度からは、SF映画やアニメなどに描かれる想像上の「未来都市」といったテーマでもいいことにしたいと思います。
 また、通常の授業時間に各自の研究の中間報告をお願いする他、複数回の実地踏査を行いたいと考えています。最後に(夏休み直前ないしは入ってすぐの時期に)全員参加による研究成果報告大会を行います(希望があれば、合宿にしても構いません)。
 繰り返しますが、この授業の主役は教員ではなく受講生一人一人です。自分の選んだテーマについて口頭で発表してもらうだけでなく、参加者全員に毎回必ず発言してもらいます。自分の関心に沿って、自らの手で調べ考え、選んだテーマを掘り下げてゆく調査力・分析力をつけること、そして他の人の発表にきちんと耳を傾けることで、自らの関心を広げ、対話的・批評的に発言する能力を培うことが目標だからです。従って受講者には他の参加者の期待に十二分に応えられるところまで、きちんと調べ、自分の考えをまとめ、わかりやすいレジュメを作成する努力と熱意とが絶対に要求されることをしっかりと認識したうえで、覚悟をきめて履修して下さい。

<授業計画>
 1 授業の方法、発表準備の仕方のガイダンス
 2 例:「追分団子」はなぜ「追分」なのか?----宿場町としての新宿
 3 例:『東海道四谷怪談』の舞台----お岩さんの幽霊が出た場所は?
 4 例:「新宿御苑」の誕生----近代日本における動物園・植物園の役割
 5 例:「新宿中村屋」の名物は「ピロシキ」----相馬黒光をめぐる文化史
 6 [実地踏査1] 新宿区歴史博物館見学&四谷周辺史跡散歩(予定)
 7 例:新宿の「坂」----地名の由来
 8 例:「伊勢丹」vs「三越」----昭和初期の消費空間とデパートの登場
 9 [実地踏査2]新宿の路地裏やデパートを歩く−考現学・路上観察の実践(予定)
10 例:「歌舞伎町」の起源----戦後復興と新宿の町つくり
11 例:「新宿バス放火事件」----メディアと犯罪
12 例:『新宿鮫』『不夜城』を読む----日本のハードボイルド小説
13 まとめ

<成績評価方法及び水準>
 どれだけきちんと準備をして、どれだけ充実した内容の発表を行ったかが、成績評価にあたっての中心となります。とはいえ、発表の出来不出来だけでなく、ゼミへの貢献度(積極的に発言したか等)から総合的に評価し、60点以上の者に単位を認めます。
 欠席は原則として認めません。

<参考書>
 参考資料を独力でみつける力を養うことが授業目標の一つとなります。

<オフィスアワー>
 新宿校舎2772研究室 月12:20〜12:40、水21:20〜40。
 それ以外は教員に直接たずねて下さい。

<学生へのメッセージ>
 参加希望者にはA4サイズにまとめた「研究計画書」を第2回目の授業時までに必ず提出してもらいます。詳しくは第1回目の授業の時に説明するので、必ず出席するように。第2回目以降からの参加は原則として認めません。また、いいかげんな「計画書」しか用意できなかった学生の登録も認めません。人数が多い場合は受講者数の制限をします。第1回目の授業時、その場で何を研究したいかをできるだけ具体的に書いてもらい、はっきりと意欲があるとみられる学生から順に受講を許可します。従って、参加希望者は第1回目の授業に出席するにあたって、何をやりたいのかをきちんと考えておいて下さい。
 また、上記にも記しましたが、本年度はフレキシブルな授業スケジュールとなります。複数回の実施踏査など、通常の授業時間帯とは異なる時間を空けていただく必要が出てきます。夏休み前にまる一日かける形で研究成果報告会を開催しますので、その日程も空けていただくことになります。第1回目の授業時に詳しく説明し、第2回目の授業時にスケジュール調整の相談をします。その他、連絡事項は随時研究室前に掲示を出しますので、それにも注意して下さい。

 

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