2006年度工学院大学 第1部機械工学科

機械工学基礎演習(Engineering Exercise of Fundamentals of Mechanical)[2103]

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1単位
飯田 明由 助教授  
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最終更新日 : 2006/05/30

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
新入生に機械工学全般のイメージを把握させ,大学における学習の目的・動機づけを行う。紙飛行機やつまようじブリッジの作成・コンテストを通じて,アイデアの具現化,目標達成のためのプロセスを経験させる。これらの学習により自己学習能力を養成することに重点をおいた指導を行う.
これらをとおして,機械エンジニアとしての第一歩が確実に踏み出せるように,また,これからの大学4年間で機械工学を学ぶ目的意識をしっかり持てるように導く.

具体的な達成目標は以下のとおりである.
(1) 機械エンジニアの一員としての自覚,目的意識を持たせる.
(2) 機械設計の概念,ものづくりに関する基礎知識を身につける.
(3) 技術者倫理を学ぶことにより技術者としての自覚,責任を芽生えさせ,かつ地球的視点でものごとを捉えることの大切さを理解させる.
(4) 工作・演習をとおしてコミュニケーション能力,創造力,デザイン能力を養う.
(JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(A)○,(B)○,(C)○,(D)○,(E)◎,(F)○
(JABEEキーワード)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:材料の強度と許容応力(1.0),単位と標準(0.5),不確かさと精度(1.0),機械設計(1.5),技術史(2.0),組立(3.0)
(前提となる基礎知識と習得後の展開)
 本科目習得のためには,工学全般やものづくり等に対する好奇心が大切である.また,高校レベルの数学,物理学についてひととおり理解していることが望ましい.本科目で培われた知識や好奇心は後の授業科目の習得に役立つだけでなく,機械エンジニアとしての大切な素養となる.
演習内容のレポートを発表形式で報告し,プレゼンテーション及びディスカッション能力の取得を目標する。

<授業計画>
1.[ガイダンス](大学全体の紹介・クラブ活動やアルバイトを含めた学生生活全般
機械工学科の構成・及び履修指導(単位:卒業条件等)
2.[流体工学]鳥人間コンテストから学ぶものつくりの工夫:紙飛行機の作成
3.[情報・メディア機器] スーパー・コンピューテーションと物理
4.[実験と報告] 紙飛行機競技会
5.[プレゼンテーション教育] 卵落とし競技(衝撃吸収:エアバッグの開発)
6.[技術史] 産業革命と特許(ハードディスクとユニットバス)
7.スターリング・エンジンの作成
8.スターリングエンジンの作成(構造に関するレポート)
9.[技術者の倫理]失敗から学ぶ工学
10.マイクロ加工技術(SMBC見学)
12.つまようじブリッジの作成(製作)
13.つまようじブリッジコンテスト及び研究室見学

<成績評価方法及び水準>
成績評価は,ものづくり等の演習80%、レポート20%で行い,合格点は60点以上とする.
演習への積極的な参加態度も評価の対象とします。
レポート課題
つまようじブリッジ作成記録 (各グループ)
卵落とし競技 (各グループ)
「親指はなぜ太いのか」(各自)
「本田宗一郎 夢を力に―私の履歴書」(各自)
紙飛行機コンテスト (各自)
模擬特許 (各自)
失敗から学ぶ技術 (各自)ほか

<教科書>
「本田宗一郎 夢を力に―私の履歴書」日経ビジネス人文庫 本田 宗一郎 (著)
 出版社: 日本経済新聞社 ; ISBN: 453219069X

親指はなぜ太いのか 島泰三 中公新書

<参考書>
物理学はいかにして創られたか 上下 アインシュタイン・インフェルト著 岩波新書 50-51
理科系のための英文作法 杉原厚吉著 中央新書 ISBN4-12-101216-X

<オフィスアワー>
火曜日 17:00-18:00
上記以外の時間帯の場合,メールで確認してから来てください.
iida@fluid.mech.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
機械工学基礎演習では,将来どんな技術者になりたいか,そのためにはどんなことを勉強すればいいのかということを考える場にしたいと思います.知識として何かを覚えるのではなく,自分の進むべき方向を決めるために,いろいろなもの作りに挑戦してみてください.

また、授業で取り上げる「親指はなぜ太いのか」という本は、人類はなぜ2足歩行をするのかという疑問について記載された本です.このことについてまだ、”正しい”答えはありません.しかし、「なぜ2足歩行なのか」という疑問から出発し、いろいろなデータや仮説をもとに答えを模索していきます.エンジニアを目指す諸君はぜひこの本を読んで、「なぜだろう」という疑問が如何に大切か学んでください。

<備考>
演習科目ですので,必ず毎回参加し,レポートを提出してください.

<参考ホームページアドレス>
http://fluid.mech.kogakuin.ac.jp/~iida

 

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