2005年度工学院大学 教職課程科目

教育心理学(Educational Psychology)[9046]

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4単位
岩田  泉 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
本授業は、前半を現代教職論として、後半を教育心理学として構成する。
したがって、前半は教職に就く者として必要な「子ども理解の視点」を習得することを目的とする。
また、後半は「子どもの学習とその指導」について理解を深めることを目的とする。
具体的な達成目標として、「子どもについて発達的視点から説明できる」こと、「学習指導を子どもの個人差に応じて計画できる」ことをめざす。

<授業計画>
第1週 「教師の役割と成長」
     子どもや社会が教師に期待する役割を理解する。
     教師自身の自己理解の重要性を認識し、子どもに共感できる心構えについて学ぶ。
第2週 「教師の役割と成長」
     教師としての成長要因について学ぶ。
     対人関係尺度からみた自己を理解する。
第3週 「子ども理解とは」
     子どもの指導にあたり重要である子ども理解の諸要因について学ぶ。
     共感経験尺度からみた自己を理解する。
第4週 「子ども理解とは」
     子どもの学習指導に関連する家庭の要因について学ぶ。
第5週 「子どもとは」
     教育の対象である子どもについて理解する。
     子どもという概念を理解し、社会における位置づけと子どもの権利について学ぶ。
第6週 「子どもの発達的理解」
     発達の理論について学び、教育との関連を理解する。
第7週 「心理機能の発達:乳幼児期」
     初期発達の特徴を理解する。特に、愛着理論の重要性を学ぶ。
     愛着チェックリストから人格形成に影響する愛着関係を理解する。
第8週 「心理機能の発達:児童期」
     児童期の発達特徴を理解する。
     特に、仲間関係の発達から現代の子ども集団の問題点を理解する。
第9週 「心理機能の発達:思春期・青年期」
     思春期・青年期の発達特徴を理解する。
     特に、アイデンティティの獲得と心の危機について学ぶ。
     自我同一性尺度から自己の同一性ポジションを理解する。
第10週 「児童期・思春期と学校教育」
     児童期・思春期の子どもにとっての学級担任の意味を学ぶ。
     また、心理発達の意味から633制などの学校教育システムを再検討してみる。
第11週 「カウンセリング実習」
     教育相談の基礎としてカウンセリング技術を学ぶ。
     受容、共感、傾聴的態度など相談に必要な構えを実習してみる。
第12週 「前半のまとめと試験」
第13週 「学習指導の心理」
     子どもは、どのように何を学ぶのかについて理解する。
     また、どのように何を教えるのかを考える。
     教えることの前提に人間をどう見るかという人間観が関連することを学ぶ。
第14週 「学習指導の技術」
     個人、対人、集団レベルの教授技能を理解する。
     また、多様なメディアを活用する授業について学ぶ。
第15週 「学習と授業形態」
     一斉授業の問題点を理解する。
     それを補うさまざまな授業形態の特徴について学ぶ。
第16週 「個性を生かす授業」
     子どもの特性や個人差にどう対処するのか。
     指導法にはどのようなものがあるのかを紹介する。
     子どもの個性を生かす授業について学ぶ。
第17週 「学習への動機づけ」
     外発的動機づけと内発的動機づけの関係を理解する。
     学習の動機づけ過程の基礎について学ぶ。
第18週 「学習過程の理解」
     わかることとはどのようなことか。
     わかることを妨げる要因にはどのようなものがあるのかについて学ぶ。
第19週 「学習方略」
     学習の個人差としての学習方略について学ぶ。
     学習方略の形成に教師の働きかけが影響することを理解する。
第20週 「学習方略」
     理解を深めるにはどういう方法があるのか。
     学習内容をよく記憶するにはどうしたらよいかについて学ぶ。
第21週 「学習スタイル」
     学習スタイルとは何か。
     学習スタイルはどのように形成されるのかについて学ぶ。
第22週 「学習の評価」
     学習評価、特に、形成的評価の特徴と授業への活用について理解する。
第23週 「学習の評価」
     絶対評価、相対評価、個人内評価、自己評価について理解する。
     評価の最近の動向について学ぶ。
第24週 「学習評価の方法」
     さまざまな学力テストについて学ぶ。
     テストで測定する学力、出題の形式、採点方法の違いを理解する。
第25週 「心理査定の方法」心理査定とは何か。
     性格検査、知能検査の方法について学ぶ。
第26週 「後半のまとめと試験」

<成績評価方法及び水準>
試験結果に出席状況、授業時の課題か演習問題の結果を総合して評価する。60点以上に単位を認め、60点未満の場合は追・再試験を行う。
追・再試験は80%正解で単位を認める。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
授業時に必要に応じて紹介する。

<オフィスアワー>
授業の前後に、非常勤講師室(12F)にて。メールは随時。

<学生へのメッセージ>
自作プリントを配布、プリント中心に授業を進めるため、やむをえない場合以外は欠席しないよう留意してください。
夏期集中授業のため、他の集中授業と重複しないよう履修すること。
試験の日程は調整するが、決まった日程を優先すること。

 

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