2005年度工学院大学 第2部電気電子情報工学科電子工学コース

文学A(Literature A)[3701]

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2単位
内藤 千珠子 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
現代小説を批評的に読むことを通じて、文化や社会の成り立ちについて検証していきます。小説のおもしろさや魅力を生み出す言葉の仕組みを分析し、その上で、人種・性差・階級・民族等の現代的な問題について考察する力を身につけることが目的です。

<授業計画>
1 ガイダンス
2 松浦理英子「裏ヴァージョン」―小説を読むこと、書くこと
3 阿部和重「シンセミア」―メディア論(1)
4 桐野夏生「グロテスク」―メディア論(2)
5 石田衣良「うつくしい子ども」―メディア論(3)
6 山本文緒「イバラ咲くおしゃれ道」―ジェンダーとセクシュアリティ(1)
7 藤野千夜「少年と少女のポルカ」―ジェンダーとセクシュアリティ(2)
8 笙野頼子「母の縮小」―ジェンダーとセクシュアリティ(3)
9 京極夏彦「嗤う伊右衛門」―境界の表象(1)
10 目取真俊「魂込め」―境界の表象(2)
11 李良枝「由煕」―植民地主義とナショナリズム(1)
12 水村美苗「私小説 from left to right」―植民地主義とナショナリズム(2)
13 多和田葉子「ペルソナ」―植民地主義とナショナリズム(3)
14 津島佑子「鳥の涙」―物語論の地平

<成績評価方法及び水準>
授業中に行う小テスト、期末課題レポートを50:50の割合で配点し、60点以上を合格とする。

<教科書>
一柳廣孝ほか編「文化のなかのテクスト」(双文社出版)

<参考書>
授業中に指示する

<オフィスアワー>
授業終了後、教室で

<学生へのメッセージ>
基本的に講義形式で進めます。授業中に小作文・感想文を提出してもらう予定です。授業の進め方、成績評価方法等、詳細については第一回目の授業時に説明するので、必ず出席すること。なお、授業中の私語・メールは厳禁。

 

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