2005年度工学院大学 第2部電気電子情報工学科電気工学コース

経済学A(Economics A)[3613]

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2単位
貫 真英 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
この授業は環境経済学の授業である。環境問題と経済活動の関係が経済学においてどのように分析されているか概要を理解した上で、各自が自分なりの環境問題に対する新しい視点を持つことを目標とする。
なおこの授業は後期の「経済学B」と継続して履修することを前提としている。
「経済学A」は経済理論を中心に扱い、「経済学B」は理論的知識を前提に現実の問題を中心に扱う。

<授業計画>
以下、教科書の流れに沿ってできるだけ具体的な事例に基づいて進めていく。

1. 授業のオリエンテーション
2. 経済学と環境
 2-1 環境問題とは何か
 2-2 環境と倫理
 2-3 経済成長・人口増加と環境
 2-4 持続可能な発展
3.環境悪化の原因
 3-1 市場の機能と「失敗」の理由
 3-2 政府の失敗
4.意志決定と環境
 4-1 費用便益の考え方
 4-2 自然に対する関心を評価づける
 4-3 不確実性
5.環境政策
 5-1 環境保全のために市場を利用する
 5-2 環境を利用することに負担を課す
 5-3 環境税
5-4 環境許可書を取引する
 5-5 環境基準を設定する

<成績評価方法及び水準>

成績評価は以上の確認小テスト、宿題、ディスカッション、最終レポートを総合評価し、60点以上の者に単位を認める。詳しくは第一回目の授業で説明する。

<教科書>
R.K.ターナー/D.ピアス/I.ベイトマン『環境経済入門』東洋経済新報社, 2001年.

<参考書>
授業時に適宜、紹介・指示する。

<オフィスアワー>

毎回授業の後1時間(いつでも連絡してください)。

<学生へのメッセージ>
基本的なことから教えるよう心がけます。生徒には、単に授業を聴講するのではなく、積極的に参加することを求めます。同時に、単に知識を吸収するだけでなく、吸収した知識を元に各自がオリジナルの視点やアイデアを持つようになることを求めます。

<備考>
「経済学B」の履修を前提に進めるので、継続して履修することが望ましい。

 

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