2005年度工学院大学 第1部建築学科 環境コース
ファシリティマネジメント(Facility Management)[4293]
2単位 小林 寛 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- ファシリティマネジメント(FM)は、企業や団体などが利用する施設とその環境を総合的に企画・管理・活用する経営活動である。本講義は経営戦略的な視点に立ってFMを理論と実践の両面から体系的に理解・習得することを目標とする。併せて、不動産、財務・管理会計、ITなどとの関係についても理解を深める。
- <授業計画>
- 01.ガイダンス(講義の進め方など)、FMとは・FMの歴史
02.FMの考え方(FMのねらい、FMの展開、ファシリティマネジャーに求められる能力) 03.経営環境とFM 04.知識社会とFM 05.FMの体系と統括マネジメント 06.FMの戦略・中長期実行計画 07.FMのプロジェクト管理 08.FMの運営維持 09.FMの財務管理 10.FMの品質・満足度・供給の各評価 11.FMに関連する法規など(企業会計原則・税法・施設関連法規など) 12.FMに関係する業界の動向 13.FMのまとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 1.試験
出題のテーマに基づき、中間レポート(講義7回目のあと)・期末レポート(講義まとめのあと)により採点する。評価は、中間レポート・期末レポートの点数をそれぞれ40:60の比重で配点し、総合評点が60点以上をレポートの合格点とする。 2.出席 授業には、9回以上の出席を単位取得の必要条件とする。 3.単位 上記1.および2.の点数をそれぞれ80:20の比重で配点し、総合評点が60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 本講義用に作成した教材(講義の前に配布)およびスライドによる。
- <参考書>
- 1.「実践ファシリティマネジメント」小林寛著(日刊工業新聞社発行)
2.「総解説ファシリティマネジメント」FM推進連絡協議会編(日本経済新聞社発行)(小林寛共著)
- <オフィスアワー>
- 講義時間以外は学内にいないため、連絡が必要な場合は教務課宛に伝言されたい。
- <学生へのメッセージ>
- バブルの崩壊とともにグローバルな競合社会への急激な変革は、建物について言えば建築中心の時代から、建築物をライフサイクルの視点で最適に管理・運用する時代へとニーズの中心を変えている。このような変革に時代にあって、FMは経営戦略と一体となって長寿命化・地球環境の保持・ネットワーク社会に対応したファシリティの総合的なマネジメントシステムとして重要な位置を占めてきている。FMはファシリティを通じて社会の変革の速さを超えた俊敏な貢献が期待されており、本講義が受講生の今後の活動に生かされることを期待する。
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