2005年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[5221]

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3単位
阿川 将樹 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
コンピュータを利用した情報処理は建築や環境・防災に関する実務や研究を行う上で必須になっています。前期では、大学のPCを用いてその基本的な操作法を学んだ後、ワープロソフト、表計算ソフト、電子メール・電子ニュース、CADなど基本ソフトの利用し、パソコンとインターネットの基本概念とその利用法を修得します。後期には、表計算ソフトをコントロールするマクロのプログラミング(VBA)を学び、その後、ホームページの作成法を習得します。プログラミングにより実現できるコンピュータの活用方法について多くの例題を通じて学ぶ。与えられたプログラムの処理の流れを読み取り,簡単な問題ならばプログラミングで解決できるようになることを目標とします。

<授業計画>
○前期
第1回(ガイダンス、IDとパスワード、学校PCの基本操作、他):PCの仕組みと基本操作法を学ぶ。
第2回(情報の表現方法と単位、基数変換、他):情報処理の基礎理論を学ぶ。第1課題提出。
第3回(ワープロソフトの利用):Microsoft-Wordの入門。
第4回(ワープロソフトの利用):Microsoft-Wordの応用。第2課題提出
第5回(表計算ソフトの入門):Microsoft-Excellの入門。
第6回(表計算ソフトの応用):Microsoft-Excellの応用。第3課題提出
第7回(プレゼンテーションソフトの入門):Microsoft-PowerPointの入門
第8回(プレゼンテーションソフトの応用):Microsoft-PowerPointの応用第4課題提出。
第9回(インターネット・電子メールの利用):インターネット・電子メールの仕組みを理解し、利用する。
第10回(インターネット・電子メールの利用):検索システムを利用した問題解決。第5課題提出
第11回(ホームページの作成1):まずはフロッピーディスク上に、自分のホームページを作る。
第12回(ホームページの作成2):自分のホームページをインターネット上に公開。
第13回(ホームページの作成2)各自ホームページを完成させ、インターネット上に公開する。

○後期
第1回(CAD入門):AutoCAD LTを用いて、建築用CADの概要を学ぶ。
第2回(CAD利用):AutoCAD LTを用いて、簡単な平面図を作成する。
第3回(CAD利用):AutoCAD LTを用いて、平面図を作成する。第6課題提出
第4回(VBAの基本的な操作):VBAプログラミングを行うにあたっての基本操作の説明などを行う。
第5回(VBAプログラミング・その1):VBAにおける、変数と四則演算、基本的な関数を用いたプログラミング。
第6回(VBAプログラミング・その2):条件判断、条件式、論理演算、乱数を用いたプログラミング。第7課題提出。
第7回(VBAプログラミング・その3):繰り返しを用いたプログラミング。第8課題提出。
第8回(VBAプログラミング・その4):VBAにおけるプロシージャの概念。
第9回(ExcelとVBA・その1):VBAを用いてExcel上でグラフをコントロールする。
第10回(ExcelとVBA・その2):モンテカルロシュミレーション。第9課題提出。
第11回(ExcelとVBA・その3):VBAを用いて方程式の解を求める。
第12回(ExcelとVBA・その4):VBAを用いた各種数学解法。第10課題提出。

<成績評価方法及び水準>
演習・課題提出、出席状況、及び定期試験により評価する。特に、提出物には意欲的に取り組み、期限内に提出することが必須である。

前期・後期の計2回の定期試験の受験は必須であり、片方しか受験しなかった場合は受験放棄とみなし評価はされない。

上の条件をクリアしている場合、次の基準で評価する。

前後期各1回の定期試験の平均点(60点満点)と前後期の演習評価点(40点満点)の合計点を成績評価点とする。成績評価点が60点以上であれば合格とする。

演習評価点は演習の成果物やチェックテスト、宿題に課された提出物によって評価する。

<教科書>
前期:情報処理の基礎と演習−理工系コンピュータリテラシー−、加藤 潔・飛松敬二郎/他著(共立出版)
後期:Excel環境におけるVisual Basicプログラミング、加藤 潔 著(共立出版)

<参考書>
AutoCAD LT ベーシックマスター(For LT97/98)、村上良一 著(秀和システム)

<オフィスアワー>
講義後、講師室にて質問に回答する。
その他、適宜プリントを配布。

<学生へのメッセージ>
現代社会はIT革命の真っ只中です。建築関連分野でもコンピュータや情報通信技術の利用は建築や環境・防災に関する実務や研究を行う上で必須になっています。本演習では建築や都市・防災の情報処理に関連する情報処理技術の習得を目的とします。

<備考>
緊急の連絡は以下のメールアドレスに送信すること。

E-mail:ku40164@ns.kogakuin.ac.jp

 

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