2005年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

構造力学I(Structural Mechanics I)[5116]

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2単位
久田 嘉章 教授  
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最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
構造力学は、建築が重力や地震・風などに耐えて建っているしくみを理解する上で最も重要な分野です。建築構造の入門として、様々な建物に作用する力と変形のしくみを理解し、その理論的な根拠である構造力学の基礎(静定構造の解法、断面の性質など)を学びます。建築で扱う構造力学は、高校の力学と数学の知識さえあれば、誰にでも理解できる分野です。但し、積み重ねの学問であるため、途切れることなく一歩一歩、着実に理解し、演習を積み重ねることが必要です。

<授業計画>
第1回 構造力学の概要と力
第2回 構造物と荷重
第3回 荷重と反力
第4回 静定ばり1(応力)
第5回 静定ばり2(片持ばり)
第6回 静定ばり3(単純ばり)
第7回 静定ラーメン1(片持ばり系ラーメン)
第8回 静定ラーメン2(単純ラーメン)
第9回 静定ラーメン3(ヒンジ系ラーメン)
第10回 静定トラス1(図式解法)
第11回 静定トラス2(数式解法・節点法)
第12回 静定トラス3(数式解法・切断法)

<成績評価方法及び水準>
出席、出題するレポート、及び期末試験によります。

<教科書>
はじめての建築構造力学、<建築のテキスト>編集委員会編、学芸出版社

<参考書>
図説構造力学入門、豊田正俊・島村和夫 共著、東洋書店
図解 建築構造力学の学び方、槙谷栄次・永坂具也 共著、オーム社

<オフィスアワー>
月〜金の21時以降はほぼ毎日研究室(新宿)にいます。建築系学科学習ガイダンスによる久田欄も参照すること。

<学生へのメッセージ>
構造力学は建築の建っているしくみを理解する上で最も重要な分野です。しかしながら構造力学の習得過程で挫折する学生が多いのは残念なことです。構造力学は高校の知識で誰でも理解できる分野です。休まず着実に理解と演習を繰り返せば、誰でも習得できるので、諦めずに学習して欲しいと思います。

<参考ホームページアドレス>
http://kouzou.cc.kogakuin.ac.jp/

 

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