2005年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科
△数学II(Mathematics II)[3225]
2単位 高木 悟 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 前期の数学 I に引き続き,多変数関数の微分積分を講義する.1変数のときより考え方,計算などがさらに複雑になるのでしっかり復習をしてほしい.実践力をつけるため,講義だけでなく問題演習の時間をとり,各自問題を解いてもらう.また,理解度をはかるために課題を出すこともある.問題演習中は机間巡視をするので,授業中に理解できなかった点や解き方がわからない点などを質問するとよい.この講義の目標は,多変数関数の微分積分の基本的な計算をはじめ,微分積分を利用した極値問題,求積問題,力学問題の解決能力を身につけることである.
- <授業計画>
- 第1回 多変数関数の微分
第2回 接平面の方程式 第3回 合成関数の偏微分 第4回 陰関数定理 第5回 多変数関数の極値問題 第6回 条件付き極値問題 第7回 問題演習 第8回 多変数関数の積分 第9回 積分順序の変更 第10回 問題演習 第11回 重積分の変数変換 第12回 重積分の応用 第13回 問題演習 第14回 試験
- <成績評価方法及び水準>
- 100点満点の試験で60点以上を合格とする.
試験で55点以上,かつ,課題の内容が十分であると認められる場合には,合格とすることもある.
- <教科書>
- 石原繁・浅野重初 共著 「理工系の基礎 微分積分 増補版」 裳華房
を前期の数学 I に引き続き使用する.教科書に沿って授業をおこなう.教科書の問題も毎回使用するので必ず持参すること.
- <参考書>
- 微分積分に関する本は数多く出版されている.図書館や書店で実際に見て,必要があれば自分に合ったものを購入するとよい.上記の教科書には微分積分のことが一通り書いてあるので,この1冊を持っていれば今後微分積分の知識が必要になったときにも役に立つであろう.
- <オフィスアワー>
- 授業の前後に,教室か講師室(八王子:1−101)にて.
- <学生へのメッセージ>
- 1変数の微分積分より,計算が難しくなります.必ず毎回復習しましょう.
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