2005年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

構造力学I(Structural Mechanics I)[5117]

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2単位
近藤 龍哉 助教授  
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最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
静定構造物の応力解析が出来るようになることを目指す。片持ち梁,単純梁,静定フレーム,3ヒンジラーメン,静定トラスを例に,応力解析の手法を解説する。

<授業計画>
1.力の表示法,力の合成と分解,釣合い条件:力の表示方法,力の合成と分解,力が釣り合っていることなどについて解説する。
2.荷重と反力:建物に加わる力(荷重や反力)について解説する。また,支持記号,構造形式について解説する。
3.反力解析1:片持ち梁・単純梁の反力解析を「解析的手法」と「図解法」で行う方法について解説する。
4.反力解析2:静定フレーム・3ヒンジラーメンの反力解析を「解析的手法」と「図解法」で行う方法について解説する。
5.応力:部材に生じる応力について解説する。
6.応力解析1:片持ち梁の応力解析法と応力図の描き方について解説する。
7.応力解析2:単純梁・静定フレームの応力解析法と応力図の描き方について解説する。
8.応力解析3:3ヒンジラーメンの応力解析法と応力図の描き方について解説する。
9.静定トラスの応力解析1:解析的手法による軸力解析法について解説する。
10.静定トラスの応力解析2:図解法(節点法,切断法)による軸力解析法について解説する。
11.静定トラスの応力解析3:図解法(クレモナ図)による軸力解析法について解説する。
12.図解法による静定構造物の応力解析:力の釣合いの意味を理解する目的で,図解法による曲げモーメント図の描き方を解説する。
13.まとめ

<成績評価方法及び水準>
期末試験の得点で評価を行う。
静定構造物の応力解析は、力の釣合い条件式を用いて反力および応力を求め、その結果を応力図に示す。
この一連の解析作業が一通り理解できたとき、本講座を修了できたものと評価する。

<教科書>
授業初日にテキスト(講義ノートの抜き刷り)を配布する。
注意:適切な理由が無い者には、2回目以降の講義時は、配布しない。

<参考書>
建築構造ポケットブック(共立出版)。そのほか「構造力学」とタイトルが付いたもので「静定構造物の応力解析」について記述された図書。

<オフィスアワー>
25階2729室に居る。在室を電話で確認の後、適宜来室して良い。

<学生へのメッセージ>
講義用のテキストに表記した。

<参考ホームページアドレス>
dt82143@ns.kogakuin.ac.jp

 

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