2005年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

イメージと表現(Fine Art B)[3318]

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2単位
森田 益生 教授  
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齋藤 久男 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 絵画は空間芸術である。自己のイメージを画面に,いかに具現化するか,絵画実習を通して,空間をささえる構成要素について考える。
 いかなる造形作品も,時代,社会,個人の在り方と無縁ではありえない。授業では,現在各自の持っている造形美術に関する知識,技術,感性を再認識し,新たな創造性と可能性を探る。
 テーマ,モチーフとして静物,人物,自然の事物(風景)などをとりあげ,そこから受ける印象や感動の主体を,自己のイメージとして作品にまとめあげる。具体的には,ある程度のデッサンの素養を前提に,水彩画と細密描写の実習を行う。
 水彩画の制作過程では,制限された色種(三原色と白,黒)による混色のトレーニングを行い,基礎的な色彩理論の理解をうながし,己々の色彩感覚をみがき作品に反映させる。又細密描写では対象の徹底的な追求によりデッサン力の不足を補い,表現技法の拡大と可能性を探り,視覚的空間を再現する基本的な技術の習得を目指す。
 (前期の「素描と表現」と併せて履修することが望ましい。)
 この科目は主に以下の学習・教育目標に対応している。
・ 国際工学プログラムの学習・教育目標: (B)(D)(F)
・ JABEEの基準(1)の1の学習・教育目標: (e)(g)

<授業計画>
1. 材料・用具と技法について
2. 水彩画の魅力と特性
3. 主題と構図(図面構成)
4. フリーハンドによる透視図法の理解
5. 色彩の三属性
6. 三原色と無彩色
7. 調和と対比
8. 混色と彩色の実際
9. 立体感の表現
10. 質感の表現
11. 細密描写:輪郭線とその技法
12. 細密描写:明度とコントラスト
13. 細密描写:ハッチング技法とヴァリエーション

<成績評価方法及び水準>
提出作品 水彩画2点,細密画1点,合計3点の平均点が60点以上を合格とする。未完成または手抜きの作品は評価の対象としない。

<教科書>
使用しない。

<参考書>
水彩アート(初級編)遊友出版
ペン&インク クローディア・ナイス著 マール社

<オフィスアワー>
月曜日PM.12:30〜13:30(八王子3号館3202絵画準備室)授業日空時間の来室は随時歓迎する。

<学生へのメッセージ>
月曜日の1,2時限は,数年来受講希望者がアトリエの収容力を超え,抽選による受講調整を行っています。安易な選択にならぬよう,興味や関心度,意欲など熟慮の上受講登録に望むよう期待します。

 

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