2005年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース
比較社会文化研究(Comparative Study on Cultureand Society)[2503]
4単位 長谷川 憲 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 日常生活と街並みに現れる違い、例えば街角のカフェのテラスで通りすがりの人を眺めているパリジャンの行動とスタバの店内で談笑する日本の人の行動の仕方、そのような点にも現れる異文化の断片をとうしてフランス・ヨーロッパ社会と日本社会との異相を探る。
拡大されたEU25ヵ国のなかでは,多くの言語が使われ,異なった宗教,習俗を持った人々が生まれ育った地域のなかで生活しているのである。他方1999年1月1日の共通通貨ユーロの出発と、2002年1月1日より登場したユーロ貨幣により、パリ,ロンドン,ベルリンその他の大都市の生活者はますますコスモポリタン化してゆくと思われるが,北アイルランド,コルシカ,バスクにみられるような,民族・宗教・地域などの違いを原因とする紛争が存在することも忘れることはできない。 ところが私たち日本人は,相変わらず、島国という地理的条件や日本社会を広く覆っている多数者意識などの影響により,これらの問題の原因である人種・民族・宗教・地域性などについて理解することが困難なばかりでなく無自覚であることが多い。そこで本研究では,フランス・ヨーロッパ社会をはじめとして地域社会の実態と現実を紹介し,知ることにより日本文化とヨーロッパ文化の本質を考えたい。
- <授業計画>
- ゼミ形式で行なう。
1-3. 自己紹介と比較社会文化研究のねらいについて 4. 参加者の問題関心の応じて(扱う地域・時代・対象など)を決定する。 5. (以下は例えである)ヨーロッパの社会・文化について 6-9. 参加者報告 10. アジアの社会・文化 11-13.参加者報告 15. アメリカの社会・文化について 16-20.参加者報告 21. アフリカの社会と文化について 22-25.参加者報告 26. 総括
- <成績評価方法及び水準>
- 授業では,教員から関連項目についてレクチャーを行うが,参加者のプレゼンテーション能力の向上と参加意識を高めるため,年3回以上の報告を行なう義務を課し、報告の内容を評価して単位を認定する。
- <参考書>
- 授業において指示する
- <オフィスアワー>
- 新宿校舎:月曜日15〜17時、火曜日15〜16時、水曜日16時30分〜18時、金曜日15〜17時。
八王子校舎:木曜日12〜13時・16時30分〜17時。
- <学生へのメッセージ>
- 真理に到達することは困難ではあるが物事を相対的見ることにより意外な事実が見えてくることがある。
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