2005年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

化学II(Chemistry II)[2421]

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2単位
白石 振作 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
物質を扱う化学と環境は深い関わりをもつ。環境問題の本質を理解するために必要な,基礎的な化学の概念として,酸・塩基反応,燃焼と酸化還元反応について解説する。また,貴重な資源である石油について,エネルギー生産と各種石油製品の視点からその化学を理解する。物質量の扱いと物質の安全な取り扱いと原理について理解を深める。

<授業計画>
1.エネルギーの動向,石油の成分と精製
2.炭化水素とクラッキング
3.官能基の性質と付加重合,石油からできる材料(1)
4.官能基の性質と縮合重合,石油からできる材料(2)
5.燃料と燃焼の化学,酸素の消費と二酸化炭素の生成
6.燃焼ガスの分析と有機物の組成
7.酸化数と酸化還元反応
8.窒素と硫黄の酸化物の生成:酸性雨
9.酸・塩基反応と水溶液のpH
10.酸・塩基反応と身のまわりの材料
11.酸化還元反応と身のまわりの材料
12.身近な化学物質:殺菌剤の化学
13.物質を安全に扱うために
14.定期試験

<成績評価方法及び水準>
原則として,定期試験の点数が60点以上を合格とする。ただし,定期試験が50点以上60点未満の者は,教科書の指定した章について調査した内容をまとめたレポートを期限まで提出し,その内容が十分と認められる場合には,評価点を60点として単位を認定する。

<教科書>
井上祥平著「はじめての化学−生活を支える基礎知識」(化学同人)

<参考書>
ブレズロー著"化学の新世界",日本化学会訳編(丸善)

<オフィスアワー>
講義の前後(講師室)

 

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