2005年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

企業の理念と行動(Idea and Behavior of Enterprise)[1416]

[試験情報を見る]

2単位
中谷 勇介 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
かつて称賛の的であった「日本的経営」は、バブル期以降の日本経済の低迷とともに輝きを失い、日本企業は自信を失いつつある。一方で、生産のグローバル化、企業の淘汰を通じた世界的規模での企業再編が進み、日本企業はこうした企業環境の変化に対応を迫られている。本講義では、終身雇用制、年功賃金制度、企業別組合などに代表される「日本的経営」について、取引費用という概念から検討していく。日本の企業活動の特徴を明らかにし、その現代的課題について理解を深めることを目標とする。

<授業計画>

  1. イントロダクション
  2. 内部組織と取引費用
  3. 雇用制度(1)
  4. 雇用制度(2) - 雇用と技能形成 -
  5. 賃金制度(1)
  6. 賃金制度(2) - 年功賃金と成果給 -
  7. 企業間関係(1)
  8. 企業間関係(2) - コーディネーションと垂直統合 -
  9. 企業間関係(3) - 中間組織としての系列関係 -
  10. イノベーションと知的財産権
  11. 環境問題と企業
  12. コア・コンピタンスと競争優位

<成績評価方法及び水準>
講義への出席状況と受講態度(毎回の小レポートで判断)、中間試験および期末試験の成績を総合し、60点以上の者に単位を認める。なお、成績評価方法および水準の詳細は第1回目の講義で説明するので、必ず出席すること。

<教科書>
特に指定なし。毎回資料を配付する。

<参考書>
講義中に適宜紹介する。

<オフィスアワー>
講義終了後に教室で。または講師控室で。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2005 Kogakuin University. All Rights Reserved.